私たち人間はみな子宮という特殊な器官を潜ってこの地上に生まれ来た
生まれて初めて見た光の輝きと色合いを覚えている人はほとんどいない
それはここで人間として生きることに熟達し行くであろう空間の煌きだ
やがて人間としての意識を超えて見えないものを観る旅に出るとしても
先ずはこの地上の光を人間として見ていることの在りようを見極めよう
明日が旅立つ日だとしても目の前の世界はまだ限りなく美しいのだから
人間として共有する視覚による空間認知の展開は形と色と質量と生命感
単にものを見るための視覚システムは生まれた時点でほぼ完成している
空間認識の諸段階は発達と共に様々に転変しつつ身についていくものだ
子供に最初から色即是空を語る事が自然で闊達な発達を捻じ曲げていく
見るという事を楽しさと不思議さの中で｢色｣をテーマに見ていけるなら
西洋の色の体系は有限である人間の側から主観的に秩序付けられている
東洋の色は自然と対立せず空間場や我々の心情とも不離不即の色合いだ
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(※) 画像<1>「Wrap」国際宇宙ステーションからの画像 及び「TABI LABO」より借用・加工。
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on 20240403 Wednesday
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