022:ＢＢショートケーキver.２
 
綿棒多面体のバッキボールの中心核になる正20面体の中に、五芒星12面体が入っている。中心に入る正20面体と、五芒星12面体の相貫体。５重回転対称性がよく見える。５重回転対称性の軸は全部で12方向６軸。
■以前、バッキーボールを全部作ってしまうと内部構造が分からなくなってしまうので、中心核から最上層部の正５角形及び正６角形部分の一部に続く部分だけを、「ショートケーキＢＢ」と称して製作した綿棒多面体があった。バッキーボールの第１層から第２層の20-12面体界隈までの内部構造に、様々なバリエーションの綿棒多面体が製作された。
■全部乗せは、綿棒自体の太さのために物理的に困難だということが分かるほど、多様多重性が見て取れた。今回はバッキーボールの各層の間で、やはりそれぞれが連結しているもう１つの系を、「星の間」という接続部分で全て連結したままの綿棒多面体モテルを「ショートケーキバージョン」で製作して見た。大きさはＢＢと同じである。
 
■青色に見える細い「星の間」により、中心核にある細いオレンジ色の正20面体から立ち上がった太いオレンジ色の20-12面体を介して、中心にある５芒星12面体が接続されている。なお「星の間」を立ち上げている５芒星のそれぞれの１本が、図では緑色の５角形３つが６角形に見えている正12面体を構成している。なおこの画像は、20-12面体の正５角形部分にそれそれ５角錐を立てて、２倍体の正20面体（部分）を立ち上げている。
 
■内側の正12面体部分から、オレンジ色の20-12面体を突き抜けて斜方20-12面体（正３･４･５角形からなる太い緑色の部分）が立ち上がっている。最終的に斜方20-12面体をさらに突き抜けて、一番手前にバッキーボール（の正５角形３つと正６角形１つ、さらに１／２の正６角形３つの部分）が立ち上がっている。これをぐるりと中心核から全方向に立ち上げると、内部で２重に重なっているバッキーボールとなる。
 
■上図左はひっ繰り返してみた画像。上(内側)から５芒星12面体･正20面体･星の間／正12面体･20-12面体･斜方20-12面体の順になっている。これらにさらに切頭20面体(バッキーボール)が接続しているのが右の画像だ。
 
■上図左がシンプルな元祖「ＢＢショートケーキ」。一番下の正20面体から第２層の20-12面体、第３層のバッキーボールへと接続している。なおブラックライトを当ててあるが、右も「元祖ＢＢショートケーキ」だ。第１層（中心核の正20面体／紫）、第２層20-12面体・第３層切頭20面体（共にオレンジ色）が見て取れる。
 
■上左図は新しい｢ＢＢショートケーキ｣の中間バージョン。この一番上は斜方20-12面体(太い緑色)。そのすぐ下の山吹色部分は、さらにそのすぐ下にある20-12面体の正５角形部分に５角錐を立てて、かつてのバッキーボール製作では2.5層と表現していた２倍体正20面体にしたカタチ。
■上右図は新しい｢ＢＢショートケーキ｣のフルバージョン。斜方20-12面体の上に、切頭20面体(バッキーボール)が乗っている。正12面体から内部側に、｢ホシノタネ｣と言う愛称を持つ小星型12面体や大星形12面体を入れ込むこともできる。
■また５芒星12面体からは、それぞれ正３角錐、正４角錐、正５角錐を立ち上げることができ、それらの同種の多角錐同士を繋いでもまた新しい綿棒多面体ができる。しかし結束点を共有する多面体も複数あるので、綿棒の頂点が多数集まり過ぎて、もはや結節点としての空間的な配置が機能しなくなるため、全部乗せは基本的に不可能である。
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■５芒星・６芒星・７芒星のカップリングで、カーボンナノチューブ構造を閉じる・開けるを繋げた「綿棒帽子」と、多面体で同様のものを製作途中の立体を、場所がないので重ねて置いた形。ショートケーキをブラックライト照射で撮影しようとして、ふと前を見たらそこにいたので、一応撮影して見た。存在感大なり。
■現今の人間のものごとの見方そのものが、現今の人間界を構築しているとも捉えられると思いますが、その自然界からの引きこもり的な独善独自の人間界すらも、大きな自我の発露と捉え、自然はそれを否定することも最高位に置くこともなく、温かく見守ってくれ |
ている（擬人化表現ですが）と、捉えることも沢山の中の１つの在りようでしょうから、もう大地の恵みでもある掛け流しの温泉のように、自然にそこからはみ出し流れ出て行く今現在を、単なる他人事とはとらえずに、自分で自らをもまきこみながら、楽しく健やかに（時にはそれでも痛い目にも会って／笑）転がって行きたいところです(^^)。
2019.12.28
Saturday
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