006:多面体重奏部・2020年スタートか？

■１■もうそろそろ2020年も近いし､ヌーソロジーの言う｢奥行き｣の概念と混乱する人もないだろうから言ってみる。綿棒多面体はモノの表面ではなく、その形を線(の概念)で表現することができる利点がある。つまりモノの表面だけでなく､その内部構造(とその向こう側)も同時に見て取ることが可能なのだ。

■２■ものごとを形や感触で捉えることや、形を自ら作りだすことが不得手な人もいるし、直観的把握力や論理的認識力に秀でている人もいるので、誰にでも有益だと声高に主張するつもりはない。ただ多面体を作ることが好きな人には、自らの世界観を確認し、表現するための素材ともなる楽しい素材である。

■３■形や構造に即して巡り流れる理解不能な情動の変化を魔力と捉え、自らの感性や精神を看過して、美や調和を感じるものに神聖さを添付するのは如何なものか。…形や構造自体に魔力や神聖さはない。関わり合いの中にそれは生じる。言葉に寄り掛かりはするが縋り付くことなく、そんな表現をしてみる。

2019.11.03 Sunday