■１■４時30分､12℃､体感11℃。御器所からまず北にスタート。吹上から国道153号に沿って進み､JR中央線のガードをくぐって３つ目の信号を左折。この細い路地からほぼ道なりに進めば名古屋駅方面に…って、あれ、何台ものバトカーが赤色灯を回してる。事件か。立ち入り禁止のロープが張られて通れない。
■２■やむなく迂回してから、以前歩いた道とカブらないように最初に予定した道に戻る。ここは瓦通りというのか。なぜ歩いているのだろう？分からない。無目的？いや、今はまだ未知だけど、きっと分かる日が来ると信じて未知を歩く。動く体が本当に有難い。感謝する自分に感謝できるとかサイコーかよ。
■３■どんな道でもそれを作りそこを歩いた先人がいる既知のものだが、それでも身体を以って初めてそこを歩く時は、常に未知を進んでいる。未知と既知のあわいで双方のベシカパイシスとして、あるいはその重心として体験する身体。体を介して意識が捉えているのはいつも高次本質の残像や残響のようだ。
■４■未知といえば、アカデミックからオカルト界まで大混乱中の"3IATLAS"。その名前は、観測史上３番目の恒星間天体(Interstellar)であり、発見した小惑星地球衝突最終警報システム｢ATLAS｣(Asteroid
Terrestrial-impact Last Alert System)｣プロジェクトに由来する。個人的に超越的未知なのが超好き。
画像左のみ、2025年7月21日にハッブル宇宙望遠鏡の広視野カメラで撮影された恒星間彗星「3I/ATLAS」の画像。NASA,
ESA, DAVID JEWITT (UCLA); IMAGE PROCESSING: JOSEPH
DEPASQUALE (STSCI)
■５■都心環状線をくぐり進むと、久屋大通公園のエンゼルブリッジに出会う。なるほど、ここに繋がるのか。100ｍほど公園を北に歩いてから再び西進を開始。三蔵通というのか。伏見通りまで出ると１ブロック先に歌舞伎の御園座が見える。なるほど、ここに出るのか。外的ニューロンが繋がり行く感じだ。
■６■前方からライトを点け、クマ除け用のようなベルを鳴らして老婆が歩いてくる。おばあちゃん、流石にここに熊は出ないからと無言のツッコミ。天王崎橋で堀川を渡り再び高速をくぐる。車の運転しないから知らなかったけど、都心環状線って右回りの一通で、その周りに高速１号から６号があるんだね。
■７■未明のランニングをしている、親子であろう小さな女の子と若いお父さんが追い越していく。こちらも早足だが、相対的にその微笑ましいシルエット２つが遠のいていく。名駅通に出て、信号を渡るために笹島交差点に移動する。フォルムが大好きなスパイラルタワーもまだ闇の中のシルエットのままだ。
■８■桜通線終点の太閤通駅まで歩こうかとも思ったが、無理せず名古屋駅に向かう。新幹線始発の改札口が開くのを待つ多くの旅行者たちを尻目に、６時02分発の桜通線で帰路に就く。６時17分、御器所到着。まだ日の出時間前だ。外に出て万歩計を見たら10032歩だった。できすぎだろ、ヤラセじゃないの？
20251113
Thuresday
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