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■１■11℃、体感９℃。今日はリベンジも兼ねて、昨日より少し南寄りの東進ルートをプランを立てた。しかし昨日の伝を踏まぬためにグーグルアースで難所っぽい八事霊園横の通りの画像を見たら、道筋には墓石群が延々と並んでいた。しかも斎場もある。心が萎えて、このルートは昼間にしようと即決した。

■２■そこで御器所から鶴舞線に沿って終点まで歩いてみることにした。４時半スタート。<川名-杁中-八事-塩釜口-植田-原-平針-赤池>と全部で８駅か｡川名からはしばらく国道153号線を歩くことになる｡杁中駅を過ぎて右に隼人池、左に興正寺を眺めつつ、４時55分に八事の五叉路に着く。ここまでで3400歩。

■３■地図上ではこの五叉路を直進するのが一番近く見えるが、以前歩いたら登りと下りの急な歩きにくい道だったので、斜め左の大通りを行く。名城大の裏山には大きな八事霊園があるのだが、幸い街の明かりで視野に入らない。ひたすら歩くと５時11分、塩釜口駅に出た。5200歩。ライフポイント半分消費。

■４■植田橋で植田川を渡ると､国道153号線は交差点で急に左に折れ曲がって北上するのだが､地下鉄から南に200ｍ程を走る飯田街道上を直進する。頭上でムクドリの集団が、夜空に浮かぶ立待月を背景に、頭上の電線にびっしり並んで喧しく鳴き交わし続けてる。シュールな絵づらだ。天白橋で天白川を渡る。

■５■５時42分、原駅を過ぎると高速道路が見えてくる。名古屋第二環状自動車道だ。その下の交差点にある大きな円形の歩道橋が、何やら幾何学的にシャープで格好いい。その先にある平針駅を越えたところで豊田市に入る。名古屋市営地下鉄終点の赤池駅は豊田市にあるのか。うっすら夜が明け初めている。

■６■最後は地下鉄の上の道を歩く。すでにゴトンゴトンと電車の音が聞こえてくる。そうそう、この公園と駅前通りは以前も来たことがる。６時05分､赤池駅到着。10562歩。なるほど、歩幅は個人差があるのであくまで個人的な話だが､思った通り御器所から赤池までは約10000歩だった。体感込みで覚えた。

■７■地下鉄構内から暖気が漏れあがってくる。手が寒さでかじかんでいる。気温９℃、体感は７℃か。出発時よりも２℃低い。日が昇る前が一番暗いという表現はよくある。しかしこちらも体感的に言えば、その時が一番寒い。６時14分上小田井行きに乗る。６時28分にはもう御器所到着だ。早い、早すぎる。

■８■向かいに座った人のリュックに２本のペットボトルと水筒が入っていた。カメラと三脚を持ち登山靴を履いているので、山岳写真家さんだろうか。そういえば自分は水分を持って歩いたことがないな。街中だからいざという時は自販機もあるし。御器所駅を出るとかなり明るい。ワープした感が拭えない。

■９■終点まで窓外と乗客を見続けながら、今日の気付きは地図上で曲道だらけで迷路のように入り組んだところは坂が多い土地だということと、人体は上り坂では前のめりに、下り坂ではのけぞり気味になって膝などの負担を減らしていることを、身体を介して内と外で１つ事として理解したことだと考えた。

20251108 Saturday