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■１■４時半､11℃､体感９℃。今日は久しぶりに御器所交差点スタートだ。人のいない名古屋環状線を北上する。１人きりの時は１人きりですらない。夜の街の中を歩く自分ではなく、夜の街が自分になる。１km歩いた先の吹上で上着を脱ぐ。今池で3000歩。連休中の賑わいを予想していたが、ほぼ人はいない。

■２■一人歩いていると、昨日のワールドシリーズの余韻が蘇る。人間が作ったルールの中で競うスポーツとそれに熱狂する観客たち。勝者と敗者は紙一重の連続で決まる。どちらも相手を称え、試合できたこと自体に感謝する光景は美しい。ルールの外の実生活もどちらも大切で感動できる現今と未来を選択。

■３■車がいないのを見定めて６車線道路の信号の中央安全帯に進んだら、遠くから高速で走って来る車にクラクションを長鳴らしされた。明らかにスピード違反なので、スマホカメラを向けて交差点ごと撮影しておいた。その車ではないけれどすぐ後に、パトカーにマイクで停車させられる車を見た。運不運。

■４■このまま直進すると昨日矢田駅に進んだ道筋と被るので、豊年町の信号を左折。200ｍほど進むとJR中央本線に行き当たる。ここで右折して川沿いを歩く感覚で線路際を歩く。この線路は千種側の地面を掘り下げた掘割から大曽根側の高架まで段々と高さが変わる。途中に高さ２ｍの低いガードがあった。

■５■やがて線路際の道が果て、名鉄瀬戸線のガードをくぐると大曽根駅西の五差路に出た。さあここからどうしよう。左折して平安通経由で上飯田駅まで歩いてから帰るか、直進して国道19号に進み、さらに北進してからJR新守山まで進むか。後者を選択。５時45分に矢田川に達し、それを跨ぐ天神橋を渡る。

■６■日の出はまだだが、東も西も雲が美しい。雲はなぜ美しいのだろう。いやなぜ雲を美しく感じるのだろう。毎日毎時毎刻、同じ雲や同じ空は決してない。雲がほとんどない状態を快晴、雲が全くない空は日本晴れと呼ばれる。それ以外の日は空を見上げれば、いつでも必ず雲がある。雲好きで良かったわ。

■７■橋を渡って19号線を1.5kmほど進んだところで、バロー前にある信号を右折。今日初めての東進だ。そのまま進んでガードをくぐると新守山駅に出た。余裕を持って６時10分の名古屋行に乗る。この駅は改札がホーム後方の端にあり、鶴舞では前から降りるので前方の端まで歩く。250ｍ以上ある｡長いな。

■８■車内で万歩計を見たら10478歩だった。家から御器所駅まで500歩弱だったから、計らずもほぼぴったりだった。10000歩の距離感を体で覚え始めている。鶴舞で降り、朝の公園散歩をぐっと堪えて地下鉄で御器所に帰還する。部屋に戻ったらすぐに雨が降り始めた。自分は運がいいと思える者は運がいい。

20251103 Monday