■１■『少年ジャンプ』の創刊は1968年だ。最初は月２回発行だったが、1969年より週刊になった。世紀を跨ぎ2013年に電子版が、そして2014年には『少年ジャンプ＋』のサービスが始まった。忘れさっていたりうろ覚えの作品も多々あるだろうが、個人的には創刊から現爺ぃに至るまで１度も欠かすことなくジャンプを買い続けてきた。
■２■なぜこんな話を始めたのかと言うと、猫がいなくなった猫々ハウスの大整理をしていて、今日は押入れの中の週間少年ジャンプの一部を外に出し、壁際に積み上げていたからだ。昔はかさばるので溜め込んでも年末にはまとめて処分してきたけれど、ここの押入れにはスペースがあったので、10年分詰め込んだままにしてきていた。
■３■押入れから引きずり出し、壁際にナンバー順に積み上げるだけでも、数冊重ねて持ち上げるだけでも大仕事だ。2025年も残り少ないが、2024年、2023年…と丁寧に積み上げていく。今日中に全部取り出すのは無理だと悟った。昔は年末整理時に好きな作品を一気読みする快楽があったが、今やったら大参事になるのでぐっと堪えた。
■４■ジャンプを死ぬまで買い続け、読み続けるであろう事はずっと自明だった。臨終の時でもAIロボットにページをめくって読ませてもらい、何か感想を言いたそうな顔をしつつ口も開けず、左手をわずかに上げて笑顔のままサムアップしてからこと切れる。未来の作者と編集者への予祝も含めつつ、そんなことを長い間妄想していた。
■５■しかし今はこのバックナンバー破棄も含めて、購読するのは止めようかと考えている。最近は内容も愚作が多い。これまで何度かもう買うのをやめようかと思うこともあった。しかし少し前に｢カグラバチ｣という作品が下書きのまま掲載されるという事件があった。しかも２週続けては許しがたい。編集部には大反省を要求したい。
■６■作者を休ませろという意見が読者からも多く出ている。遥か昔は１回原稿を落としたら作者生命が終わるというくらい厳しかった。時代は変わったし、作画密度も変わった。｢作者急病に付き休載｣で代替原稿を乗せるのは責めないが、下書きのまま掲載はダメだ。言い訳は許さない。次やったら購入中止も辞さない。そんな心根だ。
■７■電子版に変えるつもりはない。まとめ読みするために単行本になるまで待つつもりもない。サン・マガも青年誌群も昔はできるだけフォローしていた。社会人になったらマンガは止めるとかは、社会人になったことがないので言ったこともない。いやそんなこんなもだけれど、まだ押入れに半分残っている。明日も堀出し作業だわ。
20251021
Tuessday
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