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■１■ネットを見ていると様々なところで今年の７月５日について、色々な予言や都市伝説的なものから科学的発信まで、諸々取りざたされていることに気づく。米国独立記念日翌日に中国が台湾進攻をする。フィリピン海域に隕石が落ちて大津波が起きる。南海トラフの大地震。太陽フレア。ホピ族の予言…。

■２■そういえば個人的な話で恐縮だが､今年の７月25日が生後26000日目になる。春分点が歳差によって黄道を１周するグレートイヤー(大年)またはプラトン年とも呼ばれている惑星歳差運動周期26000年との､占星術で言うところの１日１年法的なホロンとして意識していたのだが、明日がその春分点でもある。

■３■７月25日が26000日目ということは、先述の７月５日は25980日目ということになる。そういえば惑星歳差運動周期は25920年とも表現されるが、個人的な生後25920日目は５月５日の子供の日だった。７月５日のちょうど２カ月前かよ。１日１綿棒でゆっくり綿棒多面体制作しても、５芒星12面体ができるな。

■４■１日１年法の考え方では、ネイタルチャート上の｢１日｣は、現実の時間の｢１年｣を意味する?。つまり実際の天空の１日の動きが人生の１年に対応する?ということだが、個人的な25920日を惑星歳差運動の25920年に対応させるということは、あと46日で地軸に垂直方向にある銀河系を一巡りとも捉えらよう。

■５■１年の内に春分の日は１日だけだ。同様に秋分も夏至冬至も元旦も大晦日も１日ずつだ。誰にとっての誕生日もまた１年に１度だけなのだ｡365年には365日、13バクトゥン5125年には5125日､26000年の間には26000日が対応するのだ。１年で１歳年を取り、１日で365日をまとめて１単位分の｢歳｣を加算する。

■６■地球上の占星術では当たり前過ぎることだが、太陽は１日に約１度進むので毎年の運勢を予測することができる。また月は１日に約12度進むために毎月の運勢を導くのに役立つ。私たちの比と反比の捉え方に基づけば、個人の71年間(≒26000日)の人生もまた、26000年の大年と反転対応するということだ。

■７■１月１年法的な捉え方は太陰暦の１年的な発想でもあるのだが、これは地球中心の視座でもある。土星の１公転は29.53216年であり、月の平均朔望周期は29.53059日だから、月面上の１日は約29.53日となる。太陽と地球と月と土星の関係から、土星の１年と月の１日はまさに１日１年法そのものでもある。

■８■個人的には日本の味付けの｢さしすせそ(砂糖･塩･酢･醤油(せうゆ)･味噌)」に掛けて､この月を中心とした｢太陽と地球と月と土星の関係｣を｢太陽系のたちつてと｣と呼んでいる。｢<た･ち･つ･と>で<て>がないが｣というツッコミ。待ってました、それは七曜の臨界である土星の１つ外を周回する天王星なのだ。

■９■天王星公転周期は84年(30680日)であり月の１日は29.5日だから、天王星の１年は月の1040日ということになる。また1040＝４×260だから４ツォルキンに当たる。つまり月の１日×４ツォルキン＝天王星の１年という１日１年法が成立するのである。これで月を中心とした｢太陽系のたちつてと｣は完成する。

■10■またマヤの世界観では26000年×４の104000年をフナブ･ク・インターバルと呼ぶ。なお余談だが､118は第７周期まで明らかにされている現在の周期表で最大の原子番号でもある｡｢占星術からマヤに抜けたけど、最初の７月５日のヤバそうな予言話はどこ行った？｣そのツッコミは避けていたかったヤツだ。

■11■実は数値を少し詳細に計算すると、天王星公転周期は84.021年であり、月面上の４日は118.12日だから、前者を後者で割ると、これが(259.8035896…≒)259.8日となる。これは最初に話に提示した今年の７月５日が個人的に生後25980日目という数値と10進法ホロンになるので､知らん振りしたかったのだ。

■12■天動説を地動説に転換した地球の科学も、今だに距離を天文単位にしたり、他の天体の諸周期も地球の日や年で表現したりと、地球中心に太陽系を見る視座に溢れている。月の周期を単位として見る視座も提示したつもりだが、それもまた満月生まれが名前に入っている個人的な視座に過ぎないのである。

■長いオタク話に付き合ってくれて本当にありがとう。

20250319 Wednesday