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■１■医学の父と称される古代ギリシアの医師ヒポクラテスは｢７年ごとに人生は新しい段階を迎える｣と言った。シュタイナーの人生７年周期説も有名だが、巷には７年周期説が溢れている。そしてこの４周期・28年より先は、個人のガチャ(環境や遺伝による縛り)を超えて生きるチャンスを選択できるとも言う。

■２■今世紀の初め頃、占星術師るしえる兄ぃが｢サターンリターン｣という言葉を教えてくれた。土星回帰つまり土星が公転周期の29.5年をかけてホロスコープ上を１周し、再び生まれた時の位置に回帰する。この時自らの意志で過去の繰返しを変える転機だという。これも人生７年周期説の４回分28年に近い。

■３■当時の私は電卓を手放さない数オタクだったので、それは厳密に言えば生後１万日前後のことでは？と妄直観した。月の公転周期と地球の公転周期の積は(27.322日×365.2422日＝)9979.14388日だ。または月の自転周期と地球の１年の間の自転周期の積は(27.322日×366回＝)9999.852日≒10000日になる。

■４■当時何度も計算したが、私たちの生後10000日目は27年と138日目、つまり27歳と４カ月＋16日前後だ。当時はその年齢に近い友人知人に｢生後10000日の通過おめでとう」と言いまくった。有難いことにみな怪訝な顔をしつつもこちらの説明を聞いてくれた。かたじけない。呪いでなく祝いなのでお許しを。

■５■ちなみにシュタイナーの７年周期は第１期(０～７歳)から順次７年毎に進み、第９期(56歳～63歳)まで続く。さらにギリシアの７年周期説だとこれに第10期に相当する63歳～70歳が付く。どの道今の日本の男女平均寿命である84歳は大きくこれをはみ出している。ウラヌスリターン(７×12)＝84年の先だ。

■６■では生後10000日ではなく、さらに生後20000日ならどうだ。54.758…年54歳と８カ月+１日。個人的にはもうとうに過ぎている。それなら生後30000日だと…82.137年か。82歳はさすがにまだ随分先だ。なら生後26000日はどうか。マヤの26000年周期あるいはプラトン年を｢１日１年法｣的に圧縮してみるのだ。

■７■計算すると私の生後26000日は今年2025年の７月25日になると分かった。この日はドリームスペル暦(13の月の暦)の時間を外した日で、翌日から新年になるいわば大晦日だ。今年はkin123：青い律動の夜だ。なるほど数オタクに相応しい<ひふみ>かよ。ところで惑星歳差周期は25920年としても扱われている。

■８■こちらの方を採用すると､個人的な生後25920日は今年の５月５日に当たる。その日はkin42:白い電気の風。ちょう待て、そのキン名はよく聞くぞ。愚妻のキンだ。ぐおお､なぜ１／260(≒0.3846153846)％の確率なのにそこに行く？大風呂敷を展開したオタク話のオチがよもやのこんな小ネタで申し訳ない。

20250302 Sunday