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■１■冬至も過ぎ、巷の年の瀬とは何も交差せず、６時50分、今日も今日とて外に出る。東の雲が燃えるように赤い。周りも薄朱に染まっている。この時間でなければ見られなかった景色。今日はゆっくりジョギングでもいいから、できるだけ走り続けること。疲れたら無理せず歩くこと。山崎川沿いに向かう。

■２■檀渓通の信号を渡ったところで、カラスが騒いでいる。中央分離帯のある道の対岸なので良く見えないけど、道路上の黒いもののそばで鳴いている。仲間が車に撥ねられでもしたのかと思い、ぐるりと回ってそこに行ってみる。ぺちゃんこの黒いものは片方の手袋だった。安心したけど、何だよカラス～。

■３■開けたところで朝日を見ようと、今日も川名公園に行ってみる。サッカーをする親子や、若者のグループがたむろしている。今日は人口密度が少し多い。そうか、今日は日曜日か。日が昇り空が刻々変わり行くのを眺めつつ、公園の芝生と土の部分を左回りにゆっくり走る。ここが結構好きな自分がいた。

■４■世界をもっと目を見開いてみること。観察すること。作為的に笑顔を作るのではなく、本当に心から笑う時間を増やす。人に勧めたり議論したりするのでなく、歩くことと同様に自らの体を使って実践すること。失敗してもそれはそれ。意識していなかったことを過負荷にならぬよう意識的にやってみる。

■５■僅かに微笑みを意識する｢口元５mmの革命｣というものがあるが、口元だけでなく大頬骨筋を鍛える必要がある。顔面の運動不足。表情がなくなるだけでなく、生気も無くなっていく。加齢によって頬の筋肉が衰えると、頬が垂れて口の両側の縦ジワが深くなる。頬を上げる｢大頬骨筋｣も共重力筋にしよう。

■６■山崎川に沿って移動する。ジョギングでも30分以上連続しない。筋肉が疲労して共重力筋でなく抗重力筋になって行く。若い時は１日で回復する筋肉が、歳を取ると回復に３日かかるというが、そこに毎日疲労を蓄積して行くとカタストロフが準備される。無理に走るのでなく、ゆっくり走る、早く歩く。

■７■熱くなったので、上着を脱いで腰に巻く。Ｔシャツとトレーナーだけだと、ゆっくり過ぎる歩きでは冷えてきて寒い。出しなの服装の選択も重要だ。帰路は住宅街を進む。ほぼ碁盤の目状なので、目の前に人がいると道を曲がるゲームをしながら何とか帰り着く。今日は少ししんどかったが後退ではない。

■８■｢毎日運動をしていつか理想の健康体になる｣のではなく、世界と自分の関係性をより理想的にして行こうという毎日こそが健康なのだ。健康や理想を想定するのは構わないが、それは固定した不動のものではなく日々刻々変わっていくものであり、現在も内包するものであるとする捉え方を採用決定する。

20241222 Sunday