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■１■午後３時40分に家を出て鶴舞線に乗り、４時17分に東海通駅に着く。駅を出て１kmほど東進すると｢千年｣という名の交差点があった。｢ちとせ｣と読むらしい。その昔２つの新田が合併する際、当地に生息していた鶴より「｢鶴は千年､亀は万年｣の｢千年｣からその名をつけた愛知郡千年村に由来するという。

■２■今日は走りはしないが久しぶりに早足でタイムトライアルをしてみた。４時29分､堀川に架かる紀左ヱ門橋を渡る。同36分に名鉄常滑線の高架を抜け､県道55号線を過ぎて新幹線と東海道線をくぐる。さらに49分に祐竹橋で山崎川を跨いで名古屋高速３号をくぐる。５時04分、名鉄名古屋本線の踏切を渡る。

■３■その先で交差する名古屋環状線を左折し、５時06分に桜本町駅に到着。ゆっくり着替えてから桜通線に乗り、29分御器所に到着。帰宅したのが５時40分だから、２時間で完遂したことになる。東海通の５kmは50分で歩いたが、途中何度も信号で足止めを喰らったので、まあ今回の時速は７km程でよかろう。

■４■途中から東海通の東に向かって左側の並木が全部２～３メートルほどのところで幹がバッサリ切られている。新しい剪定法かと思ったが、道が狭いので歩行者の利便のために街路樹撤去しますというパネルがあった。長年恩恵をもたらしてくれた木々を、人間の勝手な思惑で切り捨ててしまうとは残念だ。

■５■かつて名古屋は緑が少なく｢白い街｣と言われていたが､昭和40年代に｢街に緑を｣と一斉に植樹を行った結果､現在は全国でもダントツの街路樹を有する都市になったのだという。だが今では内部腐食で倒木したり、成長し過ぎて道路空間の許容範囲を超えたので、伐採して別の木に植え替える整備中らしい。

■６■これまで木陰を提供し、道筋の景観を作りだし、街を潤わせてきた街路樹が、邪魔者扱いされて次々に伐採されている。そういえば色々歩いた通りには、伐採された後に植え替えられるのでなく埋立て補修された痕跡があったのを沢山見てきた。一斉に伐採された並木道を見るのは実に心苦しく胸が痛い。

■７■街路樹密度数の比較では、京都59.8､東京94.1､福岡156.5､札幌201.4､横浜305.7、名古屋は318.7という数値らしい。これら伐採途中の樹々はいずれ根まで掘り返されて撤去される。鎮魂や供養などという人間中心の発想を超え、これまで人間と街にもたらし続けてくれた恩恵に対して、心から感謝したい。

20241210-2 Tuesday