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■１■めっきり寒くなった。今日12月10日は歩き始めてから(12×10＝)120日目だ。なんか切りが良いかも。2024年＝1012／２。いや、こじつけなくてもいいから。日の出直前は３℃で体感温度だと０℃。老猫が炬燵からなかなか出てこなくなった。窓辺に差し込む日の出(６時50分)のまあなんと温かいことか。

■２■水平方向から垂直方向へという、昨日かすった１つのテーマ。一応私達は生物進化として水中から上陸し、多大な重力に晒されつつもやがて重力に逆らって垂直方向に立ち上がった者の後継と考えられている。地球の重力に抗して垂直方向に座り立つ姿勢を保つために働く筋肉を｢抗重力筋｣と言うらしい。

■３■重力筋を大別すると５か所ある｡<背中･腹筋･お尻･太もも･ふくらはぎ>｡あるいは<脊柱起立筋と広背筋､腹直筋と腸腰筋､大腿筋､大腿四頭筋､下腿三頭筋>で、これらが<後･前･後･前･後>で働きながら重力に対してバランスを保っている。知識だけ先行するのではなく、１つ１つゆっくり意識していきたい。

■４■何にしても先ず抗重力筋<antigravity muscle>という名前(訳)が良くない思う。<antigravity>は反重力の意味であり、物質･物体に加わる重力を無効化や調節するとされる架空の技術だ。二元論的な発想で重力に逆らい自由に立つのではなく、常に重力と共にある状態なので<syn-gravity>で良かろうに。

■５■まあ日本語だと｢姿勢維持筋｣とも言うので文句は言うまい。運動時にのみでなく常時稼働して姿勢を保持している。つまり私たちは無意識の内に重力と釣り合わせて生きているのだ。加齢と共に衰えると歪み、姿勢保持が難しくなる。これも自己他者でなく個人と地球の関係で意識的に見詰めていきたい。

■６■重力の呪縛に抗い自由になるという発想の｢抗重力筋｣よりも、重力を恩寵と捉え共に１つである良い姿勢の｢共重力筋｣というイメージ。加齢や運動不足による衰退とのみ考えて、即座にストレッチや回復運動を始める前に、先ず今まで意識していなかった体の各部位を１つ１つ意識してから動き始めたい。

■７■そんなこんなのもの言いすらも、思考先行で体を置き去りにしがちだ。体と共に考え感じ体に問う。未来は体の中からやってくるという表現。そもそも重力がなければ考えもしなかったし、それ以前にこの形では存在すらしていなかった。重力についても既存の知識だけでなく、改めて考えて行けたなら。

■８■ということで、今日はこれから歩き出す。鶴舞線と名城線・名港線で東海通駅まで行き、そこから東進して港区･南区･緑区と<み>のつく３区を貫く東海通りを東進し、最後は桜通線に乗って瑞穂区(＋１の<み>)経由で御器所に戻る予定。行ってきます。えっ何、今日はまだだったの？これもパターン崩し？

20241210-1 Tuesday