METATRONIC METALOGUE 16

 

041 感極まった名古屋城を今日は極める

■1■天気予報は当てにならない。午前5時から1時間ほど小雨が降るとの予報。午前4時に窓の外を見ると、もう降っとるやないかい。4時半には上がっている。昨日より薄めの上着とトレーナー着用し、雨具は持たずに出発する。少しだけ腰が張る感じがある。それでも動き出せば無理なくいつもの早歩き。

■2■昨日は名古屋城に象徴される個より大きな土地の何かとかすった感があった。自分が無意識に何かに引っ張られるのだとしたら、オカルティックに接するのではなく、こちらから能動的に向かってみればよいのだ。ということで、今日は「土知」としてその象徴に据えている「名古屋城」に歩いて向かうのだ。

■3■暗いうちは空のタクシーがやたらと目につく。まさに空回りが多い。御器所から西へ山王通を3.5km余り行くと伏見通と交差するので、そこを右折して北進すること3.5km余りで名古屋城周辺に行き着く。大須観音横を通り、名古屋市科学館のノプラネタリウム球体を撮影し、歌舞伎の御園座をやり過ごす。

■4■気温は17℃。暑くてたまらず。白川公園で上着とトレーナーの下のTャツが汗だらけなのでこれも脱ぐ。着替えのTシャツがあって良かった。連日同じ歩道橋を渡って城にアプローチするとはと思いながら、また西の堀に出る。堀の角に昨日の黒猫がまたいた。ちょうど餌やりおばさんの自転車も到着だ。

■5■昨日もだが、おそらく毎日ここで餌をもらっているのだろう。一回りして戻ってみると、黒猫は道を渡って帰るところだった。声をかけると「な〜お」と鳴いた。カバンからカリカリの小袋を出して隅に置く。猫は寄り付くけれど食べない。もうお腹が膨れているのだろう。置いておくから後で食ってくれ。

■6■早朝ランナーが走る。前世紀に東京の井の頭公園の端に住んでいた頃、BOBと夕刻になると池の周りをランニングしてたことを思い出す。BOBが毎日ひとくされ走った後、風呂に入って体重が一番落ちた時に計量、「よーし今日もベスト体重」と言い、その後夕飯をたらふく食っていたことは秘密だ。

■7■名古屋城のお堀を更にぐるりと回って撮影する。お堀の東端は広い名城公園がある。多くの人達が噴水の周りに集まって体操をしていた。しばらく回るとIGアリーナという大きな体育館のようなものが建設中だった。2025年完成予定で、B1リーグの名古屋ダイヤモンドドルフィンズのホームとなるらしい。

■8■大津通りを挟んで対面には名古屋造形大学のキャンパスもある。名古屋城の外堀に接する名城公園より北と東の地区は北区だった。北区はとても清潔な感じがする。さすがに歩き疲れたので、地下鉄名城線の名城公園駅に乗り、久屋大通で桜通線に乗り換えて御器所に帰還した。もう名古屋城はいいかな。

20241111 Monday

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