■１■今日は桜山経由で金山に行き、中央線沿いに鶴舞南まで行ってから御器所に戻るという四角形ルートにした。今日は体調が良い。深夜でも24時間営業の店には人は集まる。コンビニ、ミスド。すき家とカラオケ店はかなりあちこちで見かける。そして思いのほかあちこちの街角で見かける新聞配達の人達。
■２■並木道の足元で枯葉がパリパリと割れる音に驚く。昨日の雨のせいで落ちたのだろうか。季節の転がりをここでも感じる。高速道路の高架をくぐり、新堀川という運河に架かる橋を渡り、ＪＲ東海道線を跨ぐ陸橋からの線路を見下ろしていたら､長い貨物列車が走って行った｡以前より金山駅が近く感じる。
■３■名鉄線の他に金山駅はＪＲ中央線が分岐している。その中央線の高架下の道を歩く。中央線の金山−鶴舞−千種間が斜めに走っているので、高架沿いに進むとショートカットになる。名古屋高速都心環状線の手前で右折して鶴舞南経由で東進する帰路。この深夜の一本裏道界隈の道筋もだいぶ慣れてきた。
■４■御器所に戻って来る。夜明け前の午前４時、公園のベンチで話をするカップル。２人の間の僅かな距離が微妙だ。猫々ハウスのすぐ傍の車道で白猫が佇んでいる。危ないので近づいて行くと、夜道をゆっくり渡り、こちらを振り返ってから路地に入る。奥の方でこちらを見ている。数日前に見た白猫かな。
■５■数日前に夜間歩行から戻って来て、階段を登ると白猫が駆け上がって行った。ドアの前から「大丈夫だよ」と手を振ったけれど、目の前を脱兎のごとく階段を駆け下りて逃げて行った。お隣の猫かと思っていたけれど、違う猫だった。ドアの前に置きっ放しのカリカリを食べていたらしい。あの白猫では？
■６■猫４匹飼っていた義母妹が、10年前突如他界した。そのままでは役所で処分される流れだったので、２Ｋのボロマンションを借りてそこで世話をすることにした。２週間ほどで白猫が１匹、風呂場の窓から遁走した。「猫探してます」のポスターをあちこちに貼り死ぬほど探したけれど見つからなかった。
■７■あの時のオッドアイの白猫シロではないかと思うと、胸が締め付けられた。10年前だがら違う猫だと思いながら、見かけた路地裏にカリカリを少しだけ置いてきた。お供えのようなもの｡軒先を借りた近所の家の人､御免なさい。部屋に戻ると４匹の最後の生残りのハナが、桐箪笥の上からニャァと鳴いた。
20241005
Saturday
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