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■１■男にも子宮がある。正確に言えば子宮の痕跡器官で、現在は何の機能もしていないと考えられる「前立腺小室」だ。二而不二的存在である男と女の３次元的な肉体の連鎖結合時に、概念的両端を貫いて異次元に繋がる片極とも言える。女は子宮で考えるという古フレーズ。男も子宮痕跡で考えられないか？

■２■自然数のそれぞれ隣り合う数の間に0.5単位で数を想定してみる。そのままでは10進法の間を倍にして20進法的に数えるだけのようだが、それぞれの数同士の関係もふくよかになり、本来の20進法に繋がる思考の１つの道筋が見えはすまいか。どの数も前後に0.5振動可能ならば１にして２単位分を有す。

■３■日本人的な自己他者問題の基本的在りよう。日本語は、私とあなたを明確に区分する独自の存在という前提ではなく、ちょうどベシカパイシスのような形で自分だけ、あなただけ、あなたと私の重畳するところ、あなたでも私でもないところを<ここ><そこ><あそこ><どこ>としっかり４値的に表現できる。

■４■欧米的世界観は、基本的に言語の中でも１,２,３人称的に表現されている。４人称的な在りようには決定的な一義の定義はないが、日本語には１人称と３人称が重なっているようにも捉えられる「自発」の概念がある。より大きなものの中の自分として在り、動いている。必要なのは調和で分裂ではない。

■５■昔は「過去に縛られて生きる必要はない」と元気づけられた。今は「未来に縛られて生きなくても良い」と励まされる。未来では「過去や未来や縛られるという概念に敢えて縛られる自由もあるよ」と語りかけられるほど自由らしい。仏典では三世変らぬを性(さが)というが、今垂直方向の四世に抜ける。

■６■<破壊は一瞬、創造は死闘>という表現があるが、既存のモノやコトを無慈悲に破壊するしかなかった発想なのだろう。既存のものたちにある程度納得させてから引導を渡すとか、丁寧かつ迅速に魚の実をほぐすように解体して、成仏するように引退してもらう方がいいな。あと創造も時掛けず一瞬でよろ。

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画像１：「CyberIguana」さんより。

20240711 Thursday