■新宿から高速バスでＪＲ甲府駅に行き、電源のある駅前のタリーズで諸事務をさっとこなしてから、甲府市街を見下ろす高台にあるメディスンサウンドの本拠地で、改めてドラゴンサウンドを長時間体験させてもらった。ちなみにドラゴンサウンドとは、メディスンサウンドが運用しているシステムのことだ。
■前日の小岩でのイベントでは、この日に用いるシステム全体をドラゴンサウンドの電気系統を用いて遂行したと言うのに、スタッフ側で色々気を使ったりパフォーマンスしながらだったので、落ち着いて堪能することができなかったのだ。今回はリクライニングシートに毛布を掛けて寛ぎながらの体験である。
■ドラゴンサウンドにも深い階層にまで様々なレベルがあるらしいけれど、先ずは身体に染み入られるまでに十数分はかかるらしい。確かに最初の十数分は身体と双方が調律しているような感覚があった。そして先日まで痛くて歩けなかった原因の右足首の部位では、体の他の部分よりもサウンドが意識された。
■その後は映画「マトリックス」の中で緑色の文字が縦にザーッと流れ落ちるシーンがあったが、それに似た状況の中にもいた。ただし緑色ではないし、数式のブロックの様なものが、下から上に上がって行くシーンだ。ただしたまにあるように、その文字や数字を読もうとしてもよく読めないまま流れて行く。
■ある時間聞いていると、色々な意識モードがあるのだろうけれど、目を瞑ったまま１つの意識モードから別の意識モードに変わる時に、眠りから目が覚めた時のようにはっとしたりする。目を開ければブラックライトを照射された多面体があるのだろうけれど、今回はあえて目を閉じたまま音海の空間にいた。
■普通の時間間隔とは異なるけれど、かなり長い時間（それで４曲だという）味わい、この音源を集めるだけでも大変だっただろうなと思いつつ、曲に用いられている様々な自然の音や楽器演奏音の中で、こっそりハミングをしてみた。曲のベース音、常にする自分の耳鳴りとの３重奏は個人的に興味尽きない。
■終了後、ハーブティーを頂いたのだが、ちようど訪れていた女性が入れてくれたものだった。彼女は3.11がきっかけで、様々なものがよく分かる体質になったという。会う前から各個人のイメージを掴んでハーブの選択やブレンドをするのだ。セッション後に頂いたハーブティーがなんとこちらとドンピシャ。
■終了後に色々話をしてから、宿に行く前に温泉に。甲府と言えばモール泉。ビジネスホデルであっても源泉かけ流しがたくさんある素晴らしいところだ。フカサワ温泉再訪と、投宿したホテルの温泉も満喫。翌日にはまたもやよもやまさかの雪。８日の逆さ雷の次は、桜満開の後の雪。色々と反転の旅だった。
2019.04.09
Tuesday
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