#148　久しぶりの『猫々夕日記』

　余韻を楽しんでいるようなみかん（ドアの外から撮影）

■本当に久しぶりに、みかんが風抜きのために少しだけ開けておいた玄関ドアの隙間から、新聞配達員さんに頭を撫でられていた。調べてみたら、最後に『猫々日記』書いたのが去年の６月末だから、１年ちょっとぶりだった。

■先日までの猛暑から少しだけ落ち着いた気温が、また少しずつ上がって来ているけれど、エアコンを使わずに自然風でしのぐべく、お昼から玄関ドアを猫が未知の世界に遁走しないよう、ギリ頭が通らない幅だけ開けておいた。

■さてコメダ珈琲店にでも気分転換に出かけようかと思っていると、玄関の方でみかんが鳴いていた。ご近所迷惑にならないようにと、椅子から立ち上がったら、隙間から射し込む西日が人影を映しこんだ。みかんが頭を出す。

■しばしぐりぐりやってもらっていたのが、２部屋越しに見えた。よかったな、みかん！エアコンなしで鼻の頭が濃いいピンクになっちゃってて、ちょっとだけ心配していたんだけれど、玄関のたたきはひんやりしてるよな。

　　　
　　　　　　　　　サビ猫の薄い緑色の目は本当にきれいだと思う

■コメダに行くべしと外に出た。うちの前の通り際にあるちょっとした林（以前、猫林と呼んでいた）は、去年の秋に思い切りバッサリ剪定されてしまい、春になってもスカスカだったけれど、ようやく茂みもこんもりしてきた。

■相変わらず暑いなあ〜と思いつつ歩き始めると、右目の端に何か小さいものが動いた。裏の空き家も取り壊されて、近所には野良猫が見当たらなくなって久しかったのだけれど、チビチビなサビ猫だった。ちょっとガリガリだ。

■もう何か月かカバンの中に入れたまま与える機会がなかったカリカリが、確かまだ入っていたはずだ。…あった！すまん、酸化してしまっているかもしれないけれど、なにも無いよりはいいだろう？そっと与える。…食っちょる。

■また明日からちゃんと新しいカリカリを新鮮なまま臨戦態勢にして入れておこう。それにしてもこのサビ猫、以前見かけたサビの子供かな。ご近所に飼い猫になっていた子の子孫かもしれない。猫茂みもわさわさ。またおいで。

2013.07.17 Wednesday