#155　地は汚れても日は昇り月は満ちる

■１■ＴＶやマスコミが汚辱に塗れているのは明白な事実であり、今後もほぼ改善が見込まれないのであればきっぱりと縁を切ればいいのに、何だかんだとＴＶを見続けたり、活字中毒よろしく新聞を開くから、ものごとの解決がどんどん遅くなって取り返しがつかなくなる直前まで来てしまっている。俺の事だ！

■２■今のジャンプでは有り得ないことだが、昔少年ジャンプの「手塚賞」に、無力な者が原発反対のための最後の手段として原発に籠るという作品がノミネートされたことがあった。原発自体の脆さと警備の貧弱さは自明だが、テロリストではなく怒れる者が逆説的に占拠して止めようとする可能性は今もある。

■３■54個もの経絡秘功を持つ日本列島という身体ならば、ケンシロウでなく邪悪な義兄ジャギですらそのいくつかを突いて、状況を把握できぬまま保身に走る愚かな小支配者どもを「あべし！」と言わせられるということだ。「おまはすでに（５ヵ月前から）死んでいる。」ゾンビが自覚したら世界は変わるか？

　　　

■４■今日は満月。月齢15になるのは正午過ぎだけれど、これが直接引き起こす事象と、引き金となって結果として生起する現象を、自らの体感で意識してみるのも今後のサバイバルのための訓練になるやもしれぬ。耳鳴り、皮膚感、光の見え具合、月の位置、他者の気分。…直接大きな事象誘発なきことを祈る。

■５■『雨を見たかい』はクリーデンス・クリアウォーター・リバイバル（ＣＣＲ）の1970年のヒット曲だが、最近はよく雨を見る。より正確に言えば、雨と晴れの境目を時々目にする。近頃はゲリラ豪雨や異常気象のせいか、晴れた日に局所的雨雲とその下の雨の地域を見かける。昔はそうなかったのだが…。

■６■『雨を見たかい』は昔、ＣＣＲの作詞の意図とは関係なく、この雨をナパーム弾と解釈して反戦歌としてよく歌われていた。今では雨が大気中の放射性物質を地上に落とす役目をしているので、新しい意訳を込めて反原発歌になりうるかも知れない。しかし今度の放射能は全く見ることができないのである。

2011.08.14 Sunday