<朝の思わぬ大渋滞>
今日からるしえる兄ぃは占星術の鑑定が始まる。そして今日の私は、綿棒多面体工作を通して、子供たちに「1,2,3,4…そして5」というタイトルで、ドリームパズルのレクチャーをすることになっていた。池田町から帯広の市街地までは、車で30分くらいだと聞いていたので、1時間も前にソフィアの家を出発すれば楽勝だろうと考えていた。しかし国道38号線で市街地に入るには、十勝川の支流である札内(さつない)川に架かる札内橋を渡らねばならないのだが、その手前で車の流れは止まってしまった。
最初は市街地に入るのだから、朝のラッシュアワーとして少しだけ渋滞するのもありだろうと甘く考えていたが、車たちはうんともすんとも流れない。やがて地元の車だろうか、別の大回りして市街地に入る裏道に外れて行く車が出始めた。地図で見れば確かに北側や南側の橋を渡って回り込みで市街地に入る道はあるが、やはり時間がかかり、かつ道には不案内だ。しかたなく状況を瀧川さんの自宅に電話して伝えると、瀧川さんも今日のクライアントの携帯電話の番号を知らないという。
とりあえず会場に電話して、伝言をお願いすることにして、この状況下ではキレないでノビることにする。…キレギレよりノビノビ。想定外のことはいつでも起こる。そのような時は慌てず騒がず、ただ起こることを見るのだ。そう決めたらしばらくして、車はそれまでの渋滞が嘘のように流れ始めた。おそらく事故渋滞だったのだろう。
<るしえるの鑑定>
会場である駅のそばの市民文化センターに辿り着くが、指定の長崎屋駐車場がまだ閉まっていたので、またもやぐるりと駅の方に戻って赤い流星号をどうにか駐車させ、重い荷物を引きずりながらこれまた大きな建物をわざわざ一回りして、どうにか目指した部屋に辿り着く。るしえる兄ぃ、遅刻すること20分。彼はこの会場で2人鑑定し、その後食事を挟んで場所を移動して1人鑑定することになる。
鑑定に関してはプライバシーの問題もあるので言及は避けるが、40代の女性から20歳の青年までバリエーションに富んでいる。以前は不倫問題や人妻の恋愛相談などが多くてどろどろになっていたけれど、最近は若者の真剣な人生相談なども受け、かえって元気を分けてもらったりもしていると彼は言う。若いクライアントと場を共有することで、自分自身の若い時の問題点をクリアーしているようにも見受けられる。
画像情報/上右:帯広ソフィアの家にての私の勝手なデスク。 下左:我らが愛する「赤い流星号」。
とらしえじゃぱん点線記2−14(20010907−1)
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