<055> 1366560…パカル・ボタンの暗号数、もしくはマヤのハーモニック・ナンバー

<１> 1366040日は太陽磁場の逆転周期である
　モーリス・コットレルの研究によれば、1366040日（＝3740年）は太陽磁場の逆転周期だが、これにマヤの神聖暦ツォルキンの２倍520日を足すと1366560となる。

<２> 1366560日はマヤの聖なる数字である
　マヤの計時法による１日は１キンだが、20キン＝１ウィナル、18ウィナル＝１トゥン、20トゥン＝１カトゥン、20カトゥン＝１バクトゥンとなっている。なお９ウィナル＋９トゥン＋９カトゥン＋９バクトゥン＋９ツォルキンはこの1366560日となっているが、この数は惑星周期の整数倍になっている。

　この日数は水星-金星の9490会合周期であり、金星の2340会合周期であり、火星の1752会合周期であり、地球の3774年であり、5256ツォルキンであり、3796トゥンであり、月の50057公転・自転周期であり、かつ46324朔望周期とも等しい。

　　　　　◆1366560日＝（20＋360＋7200＋144000＋260）×９
　　　　　　　　　　 ＝９ウィナル＋９トゥン＋９カトゥン＋９バクトゥン＋９ツォルキン
　　　　　◆1366560日＝144×9490⇒9490水星−金星会合周期。
　　　　　◆1366560日＝584×2340⇒2340金星会合周期。
　　　　　◆1366560日＝780×1752⇒1752火星会合周期。
　　　　　◆1366560日＝260×5256⇒5256ツォルキン。（5256＝72×73）
　　　　　◆1366560日＝365×3744⇒3744地球年。（3744＝72×52）
　　　　　◆1366560日＝360×3796⇒3796トゥン。（3796＝73×52）
　　　　　◆1366560日＝72×73×260＝52×72×360＝52×73×365
　　　　　◆1366560日≒27.3×50057⇒月の50057公転・自転周期、
　　　　　◆1366560日≒29.5×46324⇒月の46324朔望周期

<３> 1366040日は3796トゥンである
　1366560日をマヤの１トゥン360日で割ると3796となる。3796＝52×73だが、この52と73という数値は、マヤの農耕暦ハアブ365日と神聖暦ツォルキン260日双方の１／５の日にちでもある。またハアブの52年はツォルキンの73ラウンドと同期する。

　ところでこの3796に１を足した3797という数は、ノストラダムスが自らの予言が紀元3797年以降は効き目がなくなると明言している年数値である。

<４> 1366040日と8512シリウス年
　現行の太陽暦は8512シリウス年（3109008日）の周期であり、西暦の元年からこの暦の終わりに相当する＋3797年（もしくは＋3800年）までの日数とほぼ等しい。だたし360日のトゥンと365日の太陽年とのずれは存在する。

　現行のグレゴリオ暦の元となったユリウス暦のさらに元となったエジプトの太陽暦は、ケフレン王の時代に考案された１回分が8512シリウス年（3109008日）の万年暦である。つまり現在の暦は−4712年〜＋3800年の周期の中にあり、紀元3800年にサイクルが閉じるのだ。

　ノストラダムスの説ではこの期間が−4715年から＋3797年までとなっている。すなわちノストラダムス自らが言う、彼の予言の限界年がこの＋3797年となっているのだ。そして上述のようにこの＋3797年は3796＋１、つまり52×73＋１となっている。

この紀元後に相当する日にちがマヤの聖なる数字1366560日にほぼ相当するということは、一体どういうことだろう。ただの偶然として見過ごすにはあまりにもできすぎている。誰かが作為的に紀元元年を操作して現在のところに設定したとすら考えたくなる巧妙さだ。

　　　　　3109008日＝2128×1461＝8512シリウス年。
　　　　　1366040
　　　　　1366560＝360×3796
　　　　　1366920＝360×3797
　　　　　1366040と1366920の差は880であり、それはまた360＋260×２である。