<041>２８について（５）マヤの神聖暦ツォルキンの２８サイクル　

　このＺＯＮＥの<34>節で地球の１９年であるメトン周期と、地球の２１年である天王星の１／４公転周期を見た。ところでこの１９年と２１年の中間である２０年は７３０４．８４４日になっている。またマヤの神聖暦ツォルキンは１サイクルが２６０日だが、この２８ツォルキン分の日にちは（２６０×２８＝）７２８０日である。つまり２５日の誤差はあるが、マヤの神聖暦ツォルキンの２８サイクルはほぼ２０年に等しい。

　これは１年を３６４日とすると１ツォルキンとちょうど７：５であることから、その４倍もまた２８：２０ことであるは理解できる。そしてこの３６４と３６５．２４２２日との差１．２４２２日の２０倍の２４．８４４日が、そのまま誤差として現れているわけだ。

　また余日の１日を外して地球の１年を３６４日で考えると、３６４×２０＝７２８０日＝２６０×２８ということは、１３の月の暦の１ヶ月２８日がちょうど２６０ヶ月、もしくは１０４０週間ということでもある。これを<34>節で見たように１９年と２１年で考えると、１３の月の暦でそれぞれ２４７ヶ月（９８８週間）と２７３ヶ月（１０９２週間）となる。

　月の１朔望周期２９．５日と土星の１公転周期２９．５年がホロニックであるという発想でこれらのことを見ていくと、メトン周期でもある１９年もしくは１３の月の２４７ヶ月は、冥王星の公転周期２４７年のほぼ１／１３である。また１／４天王星公転周期でもある２１年もしくは１３の月の２７３ヶ月は、月の自転・公転周期２７．３日の２８０倍である。地球の１日ではなく月の１朔望周期を基本の１単位として天体の諸周期を考えると、天王星の１／４公転周期（もしくは地球の２１年）が２６０朔望周期（もしくは２９．５ツォルキン）に等しいということでもある。