 まず確認しておかなければならないのは、私たち人間の意識には通常の世界からは想像もつかないくらい広大で重畳した次元世界が存在しているという事実だ。意識の集中点を移動させる事によって、私たちは通常意識とは異なる多重・多次元と同調する事ができる。
それは私たちの意識構造的に可能なのであり、偶然にも意識的にもそれを体験しなかった者はほとんどいないと言っても過言ではないだろう。通常生活を送るためにそれをただの妄想や幻覚と解釈して意識の闇の部分に葬る事が、頻度が上昇する今後はもうできなくなっていくに違いない。
目に見えるもののみが存在するという考え方がもう古臭くなって久しいが、目に見えないものの存在を表す共通言語がいまだに確定していないのも事実である。ある者は神や天使との接触と言う。ある者は先祖の霊や神仏との交流という表現を用いる。ある者は哲学的、心理学的、形而上学的な認識をしようとし、またある者は宇宙人や異次元人、超過去の存在や未来人とのコンタクトなどと解釈する。それらのほとんどはたかだか有史以来という表現を用いるわずか５２００年ほど過去からの体系に収まっている。もしくはさらに何千年か過去からの世界観の残滓だ。
もうすぐ５２００年の文明周期が終了する。紀元前３１１３年（学説によっては紀元０年を入れないので、ＢＣ３１１４年）８月１２日に始まったマヤの長期計時法、もしくは１３バクトゥンは、紀元２０１２年１２月２２日の冬至の日にその最後の日を迎える。惑星直列や星座の位置関係から説明しようとする者もいれば、巨大彗星の衝突説やオゾンホールの消失、天候異常や天変地異、人口爆発や食料危機、水位上昇による大洪水説や地殻変動による大地震説などなど、滅亡のシナリオには事欠かない。
しかし地球そのものの存続は変わらない。地球が出来てから４６億年などという数を持ち出すまでもなく、惑星歳差周期の２６０００年や、マヤのフナブ・ク・インターバル１０４０００年と比較するだけでも、厚顔にも「地球に優しい」などと表現して止まない現人類の存続の危機としてそれはやってくるだけだという事がわかる。
２０１３のジグソーパズル(３−１)
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