 ニューエイジ・グッズの問題もまた同じである。物質的世界観を超えたものの存在を認識させるための方便として。物質化されたものはたくさんある。タキオンエネルギー、ヒランヤ、１３角形水晶…などなど。それ自体の存在は別に良くも悪くもない。しかしそのグッズを開発した資金を回収し、さらに商品として商業ベースに乗せるためには、それによって別の次元へ思いをはせるようにするのではなく、それに依存するような販売戦略をとってしまう。モノに執着しない意識を持ってもらうためのグッズに執着させるのである。開発者と販売者の意志の不統一がそれに輪をかける。
それを必要とする者が唱えている精神世界というものが、肉体的にも精神的にもどれだけ虚弱体質であるかを見れば、それはすでに時代の要請からは遅れてしまっている過去のパターンであることが見て取れるだろう。心身ともに健康な者はすでにそこに留まらずに先に進む。他力本願の残されたものがいつまでもその物質としてのグッズを離せない。それがなくても自分の中にある自己治癒力をうまく使う方法を思い出せばよいだけなのに、時を過ぎてまだ大量に供給されつづけるグッズは、もはや力学的にむしろそれをしびれさせ止めてしまう方向に働きやすい。グッズ・プロバイダーのみなさん、それをどう使うかのフォローをもっとしてあげてください。
…とまあ、かなり批判的な口調になったが、フリーエネルギー開発問題に真剣に従事している人たちに対して個人的に好感を持っているからであると解釈してほしい。もし不快に感じる人がいたら、お許し願いたい。
２０１３のジグソーパズル(１−６)
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