（０１４６）猫の頭ははんばあがあ

19870106-1　世界終末論

　ハルマゲドン、世界終末、弥勒菩薩の出現等々。それは当然起こる。そして心正しき者、善行を積んだ者、神の御心に叶った者達のみに新しい永遠の世界が用意されているとの言もある。しかし所見によれば、それは個人の外界よりも内界において起こるだろう。ある域値を越えた時点で、個人が望むと望まざるとにかかわらず、それは全人類レべルで起こるだろう。新世界への移行とは、個々人の意識の変容により世界観(つまり世界)が変わるのだ。
　個人により進化の受け止め方は千差万別だ。ある者には自然に起こり、ある者は努力の末やっと受け入れ可能となるだろう。またある者はその変化について行けず、発狂したり自殺したりするだろう。それは慈悲でも無慈悲でもない。然るべき流れなのだ。その流れの行く未を見詰め、源流を望み、流れ自体を研究するには、まずこのハードルをクリアーしなければならない。
　悲観よりは楽観を、否定よりは肯定を、心に伸び伸びと生きていけばよい。それでだめなら笑って死ねるように。うまくいっても喜び小躍りしないように。笑いも踊りも常にある。笑って死ねる者は死なない。生き残って小躍りする者は生き残らない。すべて当然なのだ。今を精一杯生きよ。

19870106-2　猫の頭ははんばあがあ

19870118　化石燃料を大切に用いること。バターを切るのにチェーンソーを使うような浪費をせず、最大限に用いること。それは地球が長い時間をかけて、この現代のために用意しておいたものであるから。「彼」はそう考える。

吉祥寺百景（０４７）19870106,19870118