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■１■土星と木星は12−60進法の基礎であり、機械的時間を刻み続ける現在社
会の諸悪の元凶であるかのように扱っている表現もあれば、現今の我々の社会
や精神を維持し安定させてくれていると捉える世界観もある。また我々もまた
内臓を通して星々と繋がっているという生命観でもこれらのリズムは重要だ。
■２■この12−60進法的なきっちりした周期を刻んでいる土星と木星が、地球
との会合周期の関係において、生命の構成要素の１つでもある黄金比をも示し
ていることを、リチャード・ヒースは発見している。地球の１年は365.2422日
であり、土星の会合周期は378.0766日、木星の会合周期は398.8679日である。
■３■土星・木星・地球が太陽と合になった時点からスタートして、地球が１
年かけて太陽を１公転した後、元の位置からほぼ13度先行している土星に追い
つくのは12.8344日後の 378.0766日である。そしてさらに先行している木星に
追いつくのは、一番最初の位置から33.6257日後の
398.8679日の時点である。
■４■地球の１年と土星会合周期との差12.8344日と、土星会合周期と木星会
合周期の差20.7913日との間には、12.8344日：20.7913日＝１：1.61997…≒１
：Φと、黄金比を見て取れる(99.88％)。また地球の１年と木星会合周期との
差と、土星会合周期と木星会合周期の差との間もまた、Φ：１となっている。
地球の１年と土星会合周期との差：土星会合周期と木星会合周期の差
＝12.8344日：20.7913日＝１：1.61997…≒１：Φ
地球の１年と木星会合周期との差：土星会合周期と木星会合周期の差
＝33.6257日：20.7913日＝1.6173：１≒Φ：１
■５■諸惑星の運行周期の計測には、ツォルキンの260日を含めたマヤの計時
法が良く機能する。2012年12月21日にマヤの5200年弱の長期暦が終わり、新し
い周期に入ったが、この長期暦は５つの計時単位からなる。基本単位は１日でそ
れを１キンという。キンとはユカテク語で太陽または日を意味している。
１３カトゥン ＝マヤ短期計算法全体日数
（20×20×18×13＝93600日）約256年
１３バクトゥン＝マヤ長期計算法全体日数
（20×20×20×18×13＝1872000日）約5125年
| １キン |
＝１日 |
- |
| １ウィナル |
＝20キン |
20日 |
- |
| １トゥン |
＝18ウィナル |
20×18 |
＝360日 |
約１年 |
| １カトゥン |
＝20トゥン |
20×18×20 |
＝7200日 |
約20年 |
| １バクトゥン |
＝20カトゥン |
20×18×20×20 |
＝144000日 |
約394年 |
| １ビクトゥン |
＝20バクトゥン |
20×18×20×20×20 |
＝2880000日 |
約7885年 |
| １カラブトゥン |
＝20ビクトゥン |
20×18×20×20×20×20 |
＝57600000日 |
約157703年 |
| １キンチルトゥン |
＝20カラブトゥン |
20×18×20×20×20×20×20 |
＝1152000000日 |
約3154071年 |
■６■このキンが20集まって１ウィナルとなり、18ウィナルで今度は１トゥン
となる。そして20トゥンが１カトゥンになり、20カトゥンで１バクトゥンにな
っている。そしてこのバクトゥンが13集まると
1872000日となるが、これが前
述した長期暦の１周期なのである。5200年弱と表現したが実は5125年余りだ。
■７■マヤの計時単位の１カトゥン7200 日は、ぴったり19年と260日である。
木星と土星の会合周期は7253.1753日でほぼこれに等しい。５カトゥン36000日
は水星の310会合周期に当たり、また13カトゥン
93600日は火星の120会合周期
に等しく、27カトゥン194400日はハレー彗星の７回分の巡りと一致している。
木星と土星の会合周期⇒ 7253.1753日
１カトゥン7200日⇒ 19年と260日
５カトゥン36000日⇒ 水星の310会合周期
13カトゥン93600日⇒ 火星の120会合周期
27カトゥン194400日⇒ ハレー彗星の７回分の巡り
■８■木星と土星は
7253.1753日ごとに会合しているが、地球の暦の上で同じ
月日に木星と土星が再び会合するまでの周期は
139年である。つまり７会合周
期は（7253.1753×７＝）50772.2271日であり、地球の139年は50768.6658日だ
から、ほぼぴったり139年（誤差わずか3.5613日)であることが分かるだろう。
木星と土星の７会合周期⇒
50772.2271日
地球の139年⇒ 50768.6658日 (99.99％)
■９■火星・木星・土星の３惑星会合は517年（より正確には188604日)ごとに
起こる。これは13バクトゥン＝5164年＝1886040日＝(260＋19.5)カトゥンの１
／10である。この３惑星が天の同じ位置で再び会合する周期は1767年だ。さら
に木星・土星・天王星・海王星の４惑星の会合が起こる周期は4627年である。
517年ごとの火星・木星・土星の３惑星会合⇒
188604日
13バクトゥン（＝260カトゥン）⇒
1886040日
■10■木星と土星の260会合周期は1885825.578日(5163.2年)であり、マヤの13
バクトゥン1872000日との差は 13825.578日(37.85年)である。さらには火星と
木星の2310会合周期(1885984.624日)、火星と地球の2418会合周期(1885716.23
日)、地球と金星の3230会合周期(1886100.069日)などともほぼ同期している。
木星と土星の260会合周期⇒ 1885825.578日
マヤの計時法の13爆トゥン⇒
1872000日
火星と木星の2310会合周期⇒
1885984.624日
火星と地球の2418会合周期⇒
1885716.23日
地球と金星の3230会合周期⇒
1886100.069日
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D-016
土木連合とφ及びマヤ計時法
