■1■原子番号96はキュリウムであり、元素記号は<Cm>。アクチノイド元素の1つで超ウラン元素でもある。安定同位体は存在しない。最も半減期が長いものはキュリウム247の1560万年である。最も大量に入手できるのはキュリウム244(半減期18.1年)。元素名は、キュリー夫妻に由来する。
■2■原子番号42の元素モリブデン:Mの原子量は96(より正確には95.94)である。また無機化合物の化学式量が96に近いものとしては、ケイ化カルシウム(CaSi2)は96.25、硫化銅(U)
(CuS)は95.61、ヒドロキシルアミン硝酸塩(NH2OH・HNO3)は 96.05、珪酸(H4SiO4)は96.09などがある。
■3■96は合成数であり、約数は1,2,3,4,6,8
, 12, 16, 24, 32, 48, 96の12個である。96の逆数は(1/96=)0.010416666…で、循環節の長さは1桁である。96は6番目の8角数である。8角数は(6n2−4n)/2で求められる(1,8,21,
40, 65, 96… )。
■4■96は2桁の自然数の中で
60, 72, 84, 90 と並び、最も多くの約数を持つ(いずれも12個)。また108も同数の約数を持ち、次に約数が12個を超えるのは120である。96は初項を3と置き、それを順次2倍して行く数列の第6項である(3,6,12,24,48,96…)。
■5■96は上下をひっくり返しても同じ数として読める7番目の数である。なお1番目から9番目までの同様の数は以下の通りである<0,1,8,11,
69, 88, 96, 101, 111…>。96は3番目から10番目までの連続する8個の奇数の和である(5+7+9+11+13+15+17+19=96 )。
■6■また96は24番目と25番目の連続する2個の奇数の和でもある(47+49=96)。96立方メートルは84立方メキシコヤード及び3200立方シュメール・フィートに相当し、世界中のピラミッドの正確な約数になっており、またそれぞれが地球の体積の正確な分数にもなっている。
■7■血液細胞の寿命は年令とは関係がない。赤血球は120日だが、血小板は10日間程であり、白血球は顆粒球で2週間、リンパ球のうちT細胞は4〜6ヶ月であり、B細胞は30時間ほどである。赤血球とB細胞の寿命の比は96:1である。寿命の尽きた血液細胞は体内で分解されて、再びその素材になる。
■8■96を2進法で表すと1100000となる。また16進法だと60、8進法だと140である。1860年に太平洋をわたった咸臨丸の乗組員人数は96人であった。土星の平均軌道速度は9.6km/sである。98の2乗は9604である。104の逆数は0.009615384615…である。967は素数である。17の正4面体数は969である。
■9■円周率πの3乗は31.00627668…で31に漸近している。31の2乗は961である。したがってπの6乗の961.3891936…もまた、31の2乗に近似している。(312=961≒π6=961.3891936…)地球と木星の間の最大距離は965,000,000km=6.4AUである。21番目のメルセンヌ素数の指数は9689である。
■10■麻雀の得点計算はルール同様諸新社には難しいが、符・飜数・基本点によって各自の負担額が決定する。親は得点も支払いも例外なく子の点数の1.5倍になる。日本の通常ルールでは親が2飜100符及び4飜25符でツモ和了の場合、共に9600点となり、3人の子は3200点ずつ払わねばならない。
■11■エジプトの直角3角形の3辺の比は3:4:5である。この3数の和は12であり、それぞれの2乗の和は(9+16+25=)50であり、3乗の和は(27+64+125=)216(=62)である。そして4乗の和は(81+256+625=)962である。962は31の2乗+1である。またπの6乗+1にも近似する。
■12■太陽は固体ではなくガス体なので自転周期は緯度によって異なる(※)。太陽の極付近の自転(37日)と赤道付近の自転(26日)が同期する周期は(26×37=)962日である。また太陽の平均対恒星の平均自転周期は25.38日だが、公転している地球から見ると27.28日になり、1.9日のずれがある。
(※)より詳細に見れば、赤道は27日6時間36分、緯度30度で28日4時間48分、60度で30日19時間12分、75度で31日19時間12分である。
GUIDE
96-001
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