■１■原子番号78はプラチナ(白金)で、元素記号は<Pt>である。白金族元素の１つ。原子量195.09。灰白色を帯び、鮮明な光沢を有する貴金属で、展性・延性に富む。融解点が高く、空気中で高温度に熱しても酸化しない。金と同様に王水・苛性アルカリ以外には溶けないことで知られている。

■２■78は合成数であり、約数は１，２，３，６，13，26，39，78の８つである。78の逆数は（１／78＝）0.0128205…で、循環節の長さは６である。78は12の３角数である。また10倍の780は39の３角数である。なお78は３番目の27角数である。（１，27，78，154，255，381…）

　

■３■78は５番目の楔数(異なる３つの素数の積で表される合成数)である(30, 42, 66, 70, 78, 102, 105, 110, 114, 130, 138, 154…)。78は12番目と13番目の素数の和である(37＋41＝78)。<77と78>は４番目のルース=アーロン・ペアである。一つ前は(15,16)、次は(125,126)。

■４■典型的なタロットカードの枚数は、絵札（大アルカナ…愚者１枚を含む）22枚＋(小アルカナ14×４＝）56枚で78枚で一揃いになっている。松任谷由実の作品には『78』（セブンティエイト）『悲しいほどお天気』所収）というタイトルの曲があるが、これはタロットカードの枚数に由来している。

　

■５■78は４つの異なる２乗数の和として３種の方法で書くことができる最も小さい数である。すなわち<１^２＋２^２＋３^２＋８^２＝２^２＋３^２＋４^２＋７^２＝１^２＋４^２＋５^２＋６^２＝１＋４＋９＋64＝４＋９＋16＋49＝１＋16＋25＋36＝78>である。また13の月の暦の６年間は78ヶ月である(13×６＝78)。

■６■78はメタトロンの立方体を構成する線の数である。メタトロンの立方体は神聖幾何学の中で描出されている、同じ大きさの13個の円から創出された３次元の幾何学的形状であり、５つのブラトン立体を見て取ることができる。生命の樹の理解にも重要であり、ここからフルーツオブライフが生じる。

　

■７■数学的なところをもう少しだけ見ると、１〜400までの間の素数の個数は全部で78個ある。また軸を変えても互いに還元できない平面３次曲線の種類は78種あるが、ニュートンはこのうち72種を見つけていた。78と624の積は<78×624＝48672>だが、この等式は右辺と左辺が同じ数字の並べ変えからなる。

■８■単位正方形とそれに内接する円の面積の比は１：π／４＝１：0.785398163…である。この比はまた正方形の４辺の和と、それに内接する円の円周の長さにも等しい。さらに球体とそれにぴったり内接し穴の中心が点であるトーラスの表面積との比もまた１：π／４＝１：0.785398163…である。

　

■９■通常、正４面体の２面角及び正６面体の中心角は70.5度、もしくは70度32分として表現しているが、より正確には（cos^-1／３＝tan^-1√８≒）70.528779度である。この数値をメートル法で用いていた１直角が100グラード度、４直角が400グラード度に換算すると、78.36531グラード度となる。

■10■地球表面上の大気の主な成分は、窒素が78.1％、続いて酸素が20.949％、アルゴンが0.9％、二酸化炭素が0.04％…となっている。水蒸気の濃度は場所によって大きく変動する。なお大気は地表側から鉛直に熱圏・中間圏・成層圏・対流圏の４層になり、高度と共に気温が上昇・下降・上昇・下降する。

　

■11■昨今の経済的カタルシス状態にまで当てはまるかどうかは不明だが、古くから存在していると言われるユダヤ商法の比は78：22である。銀行経営では金を貸したい人と借りたい人の比が78：22の時が一番うまくいくという。一般大衆と金持ちの人が持つお金の比も22：78で成り立つということだ。

■12■夏至時の東京（北緯35度）における太陽の南中高度は78度になる。夏至は太陽が天球上で最も北に位置する日で、北半球ではこの日に太陽の南中高度が最も高くなり、昼間が最も長く、夜が最も短くなる。冬至の時の太陽の南中高度は32度なので、その差は地球の軌道傾斜角の倍の47度近くになる。

　

■13■1950年代後半まで生産されていた蓄音機用レコードのＳＰ盤(standerd playing)の回転数は毎分78回転である。これに対してＬＰレコード(long playing)の回転数は毎分33と1/3回転である。なお日本ではＳＰレコードという呼称だが、国際的には“78s”または“78rpm record”と呼ばれることが多い。

■14■ウルトラマンの故郷はＭ78星雲という架空の星雲にあるという設定である。また『機動戦士ガンダム』の型式番号はＲＸ−78である。犬のＤＮＡの染色体数は38対の常染色体と１対の性染色体からなる78である。ちなみに猫は18対の常染色体と１対の性染色体からなる38本の染色体を持っている。

　

■15■7.8Hzは人間の深い瞑想状態の脳波である。電離層のＤ層と大地の表層電流の間で反射しあって地球と共振しているシューマン共振には7.83Hz、14,1Hz、20.3Hz…と多数存在する。ホゼ・アグエイアスは著書『アルクトゥルスプルーブ』の中で、地球の共振に変換されている４次元の電気パルサーを7.8Hzであると表現している。

■16■金星の反射能は0.78である。また海王星の極大光度は7.8である。５の１乗,２乗,３乗,４乗の和も780(＝５^１＋５^２＋５^３＋５^４＝５＋25＋125＋625)である。また28の２乗と２の２乗との差もまた780(＝28^２−２^２)である。<5,12,13>のピュタゴラスの３角形の３辺の積は780(＝５×12×13)である。

　

■17■火星の会合周期は780日（より正確には779.86610日)である。なお780日はマヤの神聖暦ツォルキンの３倍である。さらに780日は北米のカーサ・リンコナダ遺跡やルーマニアのサルミジェトゥサ・リージア遺跡にある34日周期の暦の23周から２を引いて調整した数でもある（34×23−２＝780）。

■18■火星の会合周期780日と金星の会合周期584日の比はほぼぴったり４：３である。また火星の会合周期780日と水星の会合周期116日の比はほぼ20：３である。５のぞろ目<555>と15の２乗の<225>の和は780(＝555＋225)である。また22の２乗と黄金比φの積は（22^２×φ＝484φ＝）783.112である。

　

■19■780は13の月の暦の60年分の月の数である（13×60＝780）。これにさらに60日を足すと（13×28×60＋60＝21900日＝365×60＝）60太陽年となる。火星と水星の公転周期比は（686.99日：87.97日＝）7.809：１である。自然対数の底ｅを6.66乗した数は（ｅ^6.66＝）780.5509371…である。

■20■61の平方根は（√61＝）7.810249676…である。782は23の５角数である。ヘリウムHe(3.5K)の比熱は0.783cal／g・度である。784は７の立方ホロン数（１から７までの３乗数の総和）である。また28の２乗もまた784である。(784＝28^２＝１^３＋２^３＋３^３＋４^３＋５^３＋６^３＋７^３）

■21■１辺１の正12面体の内接球半径は√10√(25＋11√5)／20で求められ、その値は7.841934371…である。エチルアルコールの密度は786kg/m^３である。787は素数である。787は５次立体方陣の総和である。7881196はリュカ数の第33項である。無限級数<1/1−1/3＋1/5−1/7＋1/9−1/11…>はπ／４＝0.78539816…に収束する。

GUIDE 78-001