■１■原子番号73はタンタルで、元素記号は<Ta>である。バナジウム族元素の一つで、灰色の金属（遷移金属）の１つ。原子量は180.948｡反射率が全金属中最も低いため、外見は純金属としては最も黒い。人体に無害であるため、人工骨や歯のインプラントの材料や宝飾品等にも使われる。レアメタル。
■２■73は21番目の素数であり、この反転数の37は12番目の素数である。73の逆数は（１／73＝）0.01369863…で、循環節の長さは８桁である。<71と73>は８番目の双子素数である。１つ前は<59,
61>、次は<101, 103>。73は10進数表記では、桁を入れ替えても素数になるエマープである（73⇔37）。
■３■73は星型数の４番目の要素である（１つ前の星型数は37、１つ後は121）。
21番目の素数である73の反転数は、12番目の素数の37である。21は７と３の積である。また73を２進法表記すると回文数の<1001001>になる。全ての自然数は、高々73個の６乗数の和で表せる。（ウェアリングの問題）
■４■太陽暦365日の52年はメソアメリカの神聖暦ツォルキン260日の73スピンと同期する（365×52＝260×73＝18980日）。またこれらと金星の会合周期584日との同期にはさらにその倍が必要である（365×104＝260×146＝37960日）。また73×137＝10001＝10000＋１で、27.4×365＝10001で同期する。
■５■七三(しちさん)とは全体を７対３に分けることを言う。髪の毛を左右に７：３で分けたり結ったりする髪型のこと。また歌舞伎の本花道で舞台へ三分､揚幕へ七分のところをもこう呼ぶ。すっぽん（小型のセリで非現実的な役が登場する場所）があり、俳優が花道で見得を切ったりする際に中心となる。
■６■黄銅は銅Cuと亜鉛Zn(20%以上)の合金で、真鍮とも呼ばれる。七三黄銅とは銅７､亜鉛３の割合のもので､黄銅の内で最も延性が大きい。イエローブラスとも言う。冷間加工性、転造性に優れ、複雑な形状を持つ加工にも使われる。ちなみに現在の五円硬貨は銅60〜70％、亜鉛40〜30％の黄銅製である。
■７■シャトル通算打ち上げ回数で25番目に当たる、スペースシャトル「チャレンジャー」は1986年1月28日の打ち上げ後73秒で、白煙を吹き上げて爆発した。またアマチュア無線では、男性に対する別れの挨拶が73（Seventy-three）である。元は
"Best regards"
の略号だった。女性に対しては88と言う。
■８■73×10-4（＝0.0073）はほぼ１／137(＝0.007299270073)で、素粒子の基本相互作用における無次元の物理定数である微細構造定数に近似している。なお微細構造定数は0.00729735253…である。また地球上に液体として存在する淡水の総量は約13.8億km３だが、その割合はわずか0.73％である。
■９■２桁の自然数は10から始まるが、この10〜14の連続する最初の５つの自然数の２乗数の総和は730(＝10２＋11２＋12２＋13２＋14２＝100＋121＋144＋169＋196)となる。また<10，11，12>及び<13，14>の２乗数の和も共に地球の１年の日数365になる。なお15の２乗数の225は金星公転周期である。
■10■正４面体を内側に面点変換すると体積は１／27となり、外側に面点変換すると27倍になる。したがってこの３重の正４面体の最小と最大の体積比は１：729となる｡またこの和は730である。これは正６面体もしくは正８面体が双対立体である互いを挟んで４度面点変換して元に戻る時の体積比でもある。
■11■３の６乗、９の３乗、27の２乗はみな729となるので、これに１を足せば730となる。ルービックキューブは27ピース（中心の１ピースも含む）だが、９×９×９のキューブは内部を含めると729ピースとなる。そしてこの形の９次立体法陣の対和は全て730である。また27次魔法陣の対和も730である。
■12■730（＝365×２）は地球の２年の日数である。なおより正確な地球の２年は730.4844日である。またこの日にちは火星と土星の会合周期（73733.83989日）にも近似している。マヤの20トゥン＝１カトゥンは7200日（＝360×20）だが、地球の太陽暦における20年は7304.844日で、これより105日多い。
■13■獣の数もしくは人間の数と言われる666にＤＮＡのコドンパターンの64（＝４３）を足すと（666＋64＝）730となる。土星の第８衛星イアペトスの赤道半径は730kmである。月の質量は7.3471×1022kgである。健康な人間の血液の水素イオン濃度｡弱アルカリ性の範囲はおよそpＨ7.35〜7.45である｡
■14■54の平方根は7.348469228…である。冥王星の遠日点距離は49.3AU（7,375,927,931km）である。11次方陣の総和は7381である。また11次立体方陣の定和は7326である。158452／21444＝7.38910651…だが、この値はネイピア数の２乗（≒7.3890560989…）に近似している。733と739は素数である。
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73-001
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