GUIDE 63-001 
   

■1■63は合成数であり、約数は1,3,7,9, 21,63の6つである。また63は2の0乗から2の5乗までの総和である。すなわち<2+2+2+2+2+2=1+2+4+8+16+32=63>である。63の逆数は(1/63=)0.015873015873…であるり、その循環節の長さは6である。

■2■
63を2進法で表わすと111111となる。なお1は1、11は3、111は7、1111は15、11111は31である。中国に古くからある易経の八卦や六十四卦はそれぞれ3ビットと6ビットの2進数に相当しており、対応する2進数 (0〜63) の順にそれらを1→2→4→8→16→32→64と進展させている。

 

■3■原子番号
63はユーロピウムで、元素記号は<Eu>。軽希土類中最も地殻に少ないが、フッ化炭酸塩を原料として大量に精製される。希土類元素は電子ビームで励起されて蛍光を発するので、カラーテレビの蛍光体として用いられている。ユーロピウムは赤色、テルビウムは緑色、セリウムは青色に光る。

■4■平面のイソゴナルな正規敷き詰めの数は91あるが、このうち34個はイソヘドラルで、残る
63個は各領域が凸となるものである。対象領域群が領域に対し推移的である時の敷き詰めをイソヘドラルといい、頂点に対し推移的である時の敷き詰めをイソゴナルという。どの領域も有界である敷き詰めを正規という。 (B.Gr nbarm and G.C.Shepherd,1978)

 

■5■
63は5次立体方陣の中心数である。また630は35の3角数である。マヤには819日周期の暦があったが、63日はその1/13である。なお13は天神の数だが、63は地神の数9と、人間の数7の積でもある。九九では63は7の段でしちくろくじゅうさん、9の段でくしちろくじゅうさんと2通りで表わされる。

■6■地球の公転速度は秒速29.78kmであり、地球の自転速度は秒速473mである。したがってこの2者の比はほぼ
63:1(より正確には62.95983:1)になっている。また太陽系が銀河系を公転する速度は秒速220kmである。多くのスポーツカーが時速141マイル(227km)を謳うが、この速度を秒速に直すと63mとなる。

 

■7■
63年は23010.2586日だが、これはほぼ天王星公転周期(30688.4897日)の3/4(23016.36728日)で、誤差はわずか6.1日ほどである。また63年は月の779朔望周期(=23003.87日)にも近似している(誤差はほぼ0.2朔望周期)。また88.5ツォルキン(23010日)にも等しく誤差は0.2586日である。

■8■数字の違う2桁の数を逆順にしてその差を出す(9は09と考える)。その結果の数にもまた順次同じ操作を繰り返していくと、いずれ<
63−27−45−9−81−63>というループに入り込む。例えば75だと75−57=18、→81−18=63となり、39だと91−19=72→72−27=45→54−45=9となりループに入る。

 

■9■神経繊維には様々な太さがあり、有髄・無髄の違いがある。これらの違いによって信号の伝達速度は異なる。太い繊維ほど伝達が速く、また無髄より有髄の方が速い。最速で秒速120m(432km/h)、最遅で秒速50cm(1.8km/h)ほどだが、人間の神経伝達の速度は普通、秒速
63mほどと考えられている。

■10■2012年5月22日にオープンしたばかりの電波塔「東京スカイツリー」は「武蔵(ムサシ)」に語呂を合わせた
634mで、世界一高い電波である。なお世界一高い人工物としてはドバイにある168階建てのブルジュ・ハリファで828mある。なお1000m越えの超高層ビルが、現在中東で4つ計画されている。

 

■11■地球は赤道半径が
6,378.137km、極半径は約6,356.752314kmで、回転楕円体(扁球)に近い形である。赤道半径の方が極半径よりも 約21,384686km大きく、扁平率は1/298.257222101である。地球表面は、天体間の引力、特に月の潮汐力による弾性変形によって、常に数cmから数十cmの伸縮がある。

■12■それまで太陽系第9惑星だった冥王星は、2006年の国際天文学連合総会で小惑星番号134340番が与えられ、太陽系外縁天体内の準惑星に区分され直した。冥王星の軌道長半径は39.445AU、公転周期は247.74年(90,487日)である。なお冥王星の自転周期は
6.387230日(6日9時間17分36秒)である。

■13■
631は素数である。40の平方根は(√40=)6.32455532…である。1マイル=1760ヤード=5280フィート=63360インチである。86の3乗は636056である。またツォルキンと6の平方根の積は(260×√6=)636.8673…である。パレスチナ、ペルシャの建物のキュービットは637mmである。

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