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■１■春の吉野の山桜と秋の祖父江の銀杏は老後のために取っておいたのだが、もう他者視線的には老後でＯＫだろうから、今日は名古屋市を飛び出して、愛知県西北端にある祖父江町に行くことにした。2005年に稲沢市に編入されていた。祖父江町は銀杏が11000本以上り、この時期はあちこちが黄に染まる。

■２■今日はkin248:黄色い磁気の星だ。ツォルキン260の最後の波動魔法期の13キンの初日だ。最終日にはＢＯＢのkin160：黄色い宇宙の太陽が控えている。私もkin140：黄色い惑星の太陽で黄色だから、今日は銀杏の街に行き、気が触れるほど黄にまみれ、黄に染まろうと決めた。元々気は触れてるかもだが。

■３■毎週一宮市某所に車で仕事に行く愚妻に、途中まで乗せてってくれと言ったら一緒に黄葉を見ることになった。でもそもそもなぜ祖父江なの？祖父って爺ぃのことだよねと思いつつ調べた。昔、酸化鉄を含む赤茶色の水が流れる川があって、この赤茶色の水を｢そぶ水｣と呼んだのが由来とか。当て字かよ。

■４■銀杏(ギンナン)の生産量は日本一だ。元々は世界で一番積雪量が多いというあの伊吹山の伊吹おろしに対する防風林として植えられたという。銀杏は接ぎ木で増やすそうだが、様々な品種改良も行われ、有名な藤九郎などの品種は祖父江町発祥とされる。今の｢そぶえイチョウ黄葉祭り｣は2002年初開催だ。

■５■町に万遍なく銀杏が植わっているのかも知れないが、特に東北端の名鉄山崎駅とその近くにあるぎんなんパークと祐専寺の古木が有名とある。昼前に沢山ある無料駐車場の１つに着いたのだが、ぎんなんパークは普通の祭りのように出店があった。ここだけにしかない銀杏コロッケと銀杏たこ焼きを食す。

■６■超インスタ映えする特別な名所旧跡があるというより、自由に歩き回って町のあちこちに銀杏のお気に入りスポットを見つけて下さい的な緩さで、最初は｢あれ？｣と思ったが、本当にあちこちに黄の塊があり、巡り歩くうちに方向性が分からなくなり、だんだん自分が黄色い空間と重なりゆく感覚になる。

■７■音と同様に色もまた私たちの情緒や思考の形や流れを確実に変えるだろう。ライトアップもあるらしいが、暗くなるまで待つ気もないので、愚妻が車で仕事場に向かう途中で降ろしてもらい、一宮まで歩いてからJR東海道線で名古屋まで帰ってきた。これから少しずつ名古屋の街をはみ出して歩き行こう。

■８■心理学的に黄色は気分を高揚させ、脳を活性化させる効果があると言われる。その色光の黄色には、純色の黄色(波長550～590nm)の黄色と、赤と緑その他による様々な加法混色の黄色がある。物理的光学的な構成要素は異なるが、我々の目には同じ黄色として知覚される。ここは実に面白いがまた後日に。

20251127 Thursday