■１■新年から脳内歩行と銘打って相変わらず駄文を垂流していたけれど、年末年始に雑踏の中をうろつき過ぎたためか、体調が劣化していた。４日に一族郎党新年顔合わせ時に、巷ではコロナウイルスやインフルエンザも流行っていると知り、自分の呼吸器系違和感も単なる風邪と軽視し過ぎないことにした。
■２■聞いて高揚するaboveな話でなく尾籠な話で恐縮だが､鼻水水道の蛇口がきっちり締まらない。人間の鼻水はかくも漏洩し続けられるものかと驚いている。無論心配ご無用だ。世の中には遠隔ヒーリングができる人がいる。そのような事象は在り得ると思っているが、勝手にするのは丁寧にお断りしている。
■３■当人は拒否しているのに遠隔で治療するのはある種の暴力だ。もちろん話の視座を変えれば、他者の心配や憐憫、呪詛や祝福をすることでも何らかの影響を及ぼすという世界観もあるが、自我の暴走による過干渉は間違った能力の用い方だから、人間として相互信頼の基礎領域なので特に繊細に願いたい。
■４■話は脱線する。盟友甲田烈氏の父上も健康を害して蟄居なさっている時、遠隔治癒を頑なに拒んでいたという。まあ烈氏はその父上の遺言で遺骨の一部を散骨するために母上と共にわざわざインドまで旅をしたりと、一般家庭とは少しだけ違うのではあるけれど。妖怪博士甲田烈氏についてはまた別所で。
■５■人間は体調など気にもかけずひたすら元気であるよりも、たまにはジャンクフードも食べたくなるように、時として毒入れや毒出しなどで揺らぐ時も必要かと思うのだが、５,６,７,８,９日ときてさすがに調子っぱずれも飽きてきた。巷では今季最大の強い寒気団流入による積雪で大変だが名古屋は晴れ。
■６■昨日はリハビリ感覚で久しぶりに５芒星12と６芒星４からなる綿棒多面体の｢16面体｣を作ってみた。正５角形12面からなる正12面体より僅かに５角形は歪むが、６角形を２,３,４面加えたものが14,15,16面体である。ちょうど満月前後に数字が被るので､16面体の愛称を勝手に｢十六夜(ｲｻﾞﾖｲ)｣としている。
■７■この形の中にベクトル平衡体が入っていることを分かり易く示すために蛍光ペンでそこだけ着色してある。プラックライトを当てるとよりよく分かるが、そもそも16面体を５角形と正６角形でも作らないのに、５芒星と６芒星で作るとそこにベクトル平衡体が見えると言ってもピンと来ない人が多かろう。
■８■この綿棒多面体は正３角形、正方形、(少し歪んだ)５角形、正６角形と３,４,５,６からなるとも見て取れるし、さらに六芒星を16面増やせば､切頂20面体即ちバッキーボールにも繋がる。３と４からなるベクトル平衡体を超えて５と６の５重回転対称性への道を考えつつ皆とワーク＆トークをしてみたい。
20250109
Thursday
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