45038

■１■午前０時。ズビー…ズビー…という音で目が覚めた。元々鼻詰まりが悪い猫のハナちゃんの、鼻を詰まらせての呼吸音だった。寒かろうとこたつの電源を入れる。その後も気になって眠りが浅く、30分毎に起きてチェックする。４時15分出発。９℃、体感温度６℃。…まじか。睡眠不足で体がちょい重い。

■２■道に迷うと名古屋城方面に引っ張られるように歩く自分の癖を何度も体験した。そこで今日は当方から意図的に名古屋城方面に歩くことにした。御器所スタート。風が冷たさに嫌でも高速歩きになる。荒畑でトレーナーを１枚脱ぐ。手がかじかむ。昨日から毛糸の帽子を着用したが、もう手袋も必要かも。

■３■ビニール袋を持っている人。散歩しながらゴミを拾っている。追い越し際に無言で感謝の礼をする。道路の端に烏が２匹いる。車に撥ねられた野鳩を弔うように見ている。風でヘッドバンキングしているような植込みの木々。今日は名古屋の繁華街栄を南北に貫く、約２kmの久屋大通公園を縦断するのだ。

■４■歌いながら踊っている若者たち。両手に杖を持ち、山歩きのように散歩する老人。スフィンクスの謎掛けの朝昼晩の４-２-３も、いまや４-２-４システムなのかも知れない。ベンチに座る銅像の母子像がある。面白いので撮影してたら、１つ奥のベンチにリアルな人間がうつむいたまま座っていて驚いた。

■５■細長い公園は飽きないが、名古屋の電波塔を過ぎたブロックは、以前は大きな森林があって好きだったのだが、今はお店や広場などの商業スペースに変わっている。時の流れとは言え個人的にはかなり興ざめだ。公園の北端に辿り着くと、高速道路が走り、その北側は名古屋市の諸官庁や名古屋城がある。

■６■森もあり夜間は真っ暗だ。なかなか名古屋城に辿り着かない。なんとか正門前に辿り着いたけれど、この時間は暗いだけで何もない。入城できないので高い木々の中の道をぐるりと回り、西側のお堀の外に出て、ようやく天守閣のシルエットを撮影した。少し道を戻って地下鉄浅間町駅に5:48に到着する。

■７■51分発の列車をスルーして、洗面所でトレーナーを１枚上に着る。今日は寒いのでＴシャツにもほとんど汗をかいておらず、着替える必要はない。鶴舞線なので、このまま乗り換えなしで御器所まで行けるのが有難い。車内がホームより寒いのはなぜ？グランパスの選手の声で車内マナーが語られている。

■８■17分で御器所に着く。外に出ると日の出前の最低温度では８℃なんだけど、体感温度５℃って何だよ。歩き始めの頃の日の出前なのに30℃を下回らない夏の日の記憶が無駄に蘇る｡今日は一部コースを足裏に集中して歩いてみた｡｢足は地に触れる時足に触れる。｣…仏陀が本当に言ったかは不明だが分るよ。

20241108 Friday