■１■みんな本当は誕生以前から生命や世界の本質は知っているのだけれど、敢えて無知で悲喜こもごもの人間を楽しむために全てをに忘れ去り、今生を堪能しているという捉え方。ギリギリ最後の最後で全て想起するよう自己設定してあるのだけれど、つい欲張り先延ばしで破滅もある人生チキンレース仮説。
■２■もちろんこの仮説で全てを捉えるのは蒙昧すぎるけれど、この説のキモは、本当はみんな敢えて忘れている生命や世界の本質の内のほんの一部を想起して、それをものすごい真理のように思いこみ、それを使命感や優越感から他者に押し付けるという、勝手にネタバラシする無粋な者のかっこ悪さなんだ。
■３■自らが主演で脚本家で批評家で鑑賞者でもあるそれぞれの物語を、大団円が来る前に他者にノイズの入ったオチやネタバラシされる者の身になれない愚か者が少なくないのではないかと言う仮説。他者他人のためでなく、まず自分自身の物語のために生きる。優しさや慈しみは何もしなくても滲み出よう。
■４■ならば誰でも最後の最後に走馬灯のように真実を想起して、幸せヅラして死んでいけるのかと言うと、一番最後まで楽しむために想起をこらえて爆走するものは、チキンレースよろしく高速道路の端から飛び出てしまって非業の死を迎えることも充分ありなわけで、想起のヒントは自分で見つけ出すこと。
■５■本当に優しい人は、それでもパラドクスなど混入しつつ、直接でなく自力で想起するために暗喩や比率などを用いて、優しさがばれないように里程標みたいなものを埋め込んでおく。それすら迷惑だと傲慢かましつつ、日々の研究も人に知らしめることなく、傲慢にも墓の中まで持って行こうかと妄想中。
■６■とか何とかいいつつ、「転生したら爺ぃだった」ので仕方なく、爺ぃ的視座と若かりし頃の視座の双方を共に姑息に使いながら、車検も通さない中古車状態の心身をそこそこ丁寧に繰りつつ、見る者もない大自然の中で行き倒れで野ざらしが今の理想と言いつつ、もう少しだけ元気に生きて行く予定です。
■７■だからと言って、教育や指導を否定しているわけでは全然ないです(^^)。あらゆる教育は洗脳であるというもの言いの背後に、教育の本質はその洗脳を、自らの力で超え行く力を与えることにあるわけだから、全否定はチョーかっこ悪いので、むしろ４値で全肯定を選択。これは好みの問題でもあるけどね。
2022.12.08
Thursday
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