■生きながら死後の世界に入り行くという表現。当然だがおどろおどろしい不気味な世界に突入していくわけではなく、居ながらにして自らの守護霊的スタンスにもなって行くということだ。本当は若者全体に対しての守護霊になると表現したいが、先ずは３次元空間における自分自身の守護霊的視座を得る。
■否定するものが何もない世界へ。否定する事すらも否定しない領域。シンプルな二元論既定の多重次元認識では、ホログラフィックにミクロマクロを行き来しても、全てを肯定する多重な視野視界には到達しない。どの次元でも「あなたとは意見が異なるが、私はそれを否定はしない」と心から言えるところ。
■眼前に見える世界を否定して、最初から見えない未知なる世界観を止揚する方法論は苦手だ。それも論者が好みの論法であろうから異論は挟まないけれど、この美しい色や音や素晴らしい他者他物を個人の内面に映る幻でしかないと貶めた否定から入るより、双方を共に先ず並べて優劣を明示する方法が好きだ。
■宇宙の果てまで行き、素粒子世界の内部にまで潜り込んで論を展開しようとも、最終的には眼前の世界や肉体に重なり戻って来ることになるのに、仏陀のような慈悲が隠れた否定と異なり、どこか上から目線の臭いがする宗教的な物言いは、ヘッドフォンの音漏れを聞き分けられぬように自覚がないのだろう。
2022.12.06
Tuesday
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