METATRONIC METALOGUE 14

 

#025 週刊少年ジャンプ気まぐれ批評

 

  ■今週(17)号の少年ジャンプについて書くよ。Cカラー47Pの『レイルエェイ/ゲートウェイ』は面白かった。物語の運びかたや可愛いけれどエロっほくないヒロイン等から、逸茂エルク氏は女性だと思う。全く未知の世界観から始まって記憶を手繰り寄せ、それが未来に通じるという展開は優しくて力強い。

■同じく読み切りの長田憲之介氏の『4コマキャッチャー〜筆走ってるよ』も面白かった。高校野球地方大会決勝の9回裏でコマ漫画を出して行くキャッチャーという設定が秀逸で、しかも無理なく4コマと本編が融合しつつエンディングまで引っ張って行く展開…しかもほぼバッテリー間の物語…は実に素晴らしい。

■『呪術廻戦』と『ワンピース』はやはり別次元の面白さ。熱くて意外な展開だしやはりジャンプの看板であるだけある。週間連載の波頭だから一気に続けて読めないもどかしさ。もちろんその後の単行本になった後の一気読みと2度おいしく味わえるけれど、それもまた単行本で初めて読む人と違う視点入射角になる。

■基本的に殺し屋というものを主人公にして、モブ達がばかばか人が死んでいく話は好きでないので、『SAKAMOTO DAYS』はノーコメント。『アオのハコ』はお約束のちょいドキドキ路線に?そしてすまん、『PPPPPP』は年寄りには絵が読みにくくてつらい。『ウィッチウォッチ』はどんな話でも安心して読進できる。

■『アンデッド・アンラック』もヒロインがほぼ死んだままの状態で話を引っ張っているけれど、すまん、これも設定の複雑さと共に読み進めるのがしんどい。『ブラッククローバー』今週はお休み回かー。間が空くと興味が離れることもあるから、ジャンプ編集部もギリギリそことの兼ね合いもしてほしいところだな。

■個人的に『アヤシモン』好きなんだけれど、ずっと巻末に置かれている。盛り上げるべき時に1回休載したのが大きいと思う。もう17話だし、このままではヤバい。すまん、『しゅごまる』は読むのが辛い。『ドロンドロロン』は絵がきたないままさほど上手くならないのはなぜだ?今週のジャンプははずれではない。

2022.03.28 Monday

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