METATRONIC METALOGUE 13

057 動物の色、植物の色

■色は科学的に私たち１人１人の外の物体の上にあるのではなく、知覚認識器官と脳が、脳内で（もちろんこれは物質的肉体の意味だけではないけど）捉えているのであって、見ているいわゆる身体の「外」と捉えているところには「色」はない。前と後、内と外、光と闇など、言葉の用い方ががさつ過ぎないか？

■なぜこの誰でも取り敢えず分かるこの科学的メタファーを用いずに、眼前の世界を幻だと否定するのか、ちょっとよく分からないところがある。元々ひっくり返っているのはすぐわかるはず。世界があまりにも美しく見えるからか？今は多くの人が偽りの「光の中の光」の世界をスマホの中に覗き込んでいる。

■一体いつからグノーシス的表現で言うところの「闇の中の光と闇」の領域から「光の中の光と闇」の世界にひっくり返ってしまったのだろう？それはつい最近。今も色材の世界から色光の世界にバイオスフィアからヌースフィアに反転する時の視点となっているテクノスフィアでの懸念された捻れ反転の最中だ。

2021.04.08 Thursday

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