TALK-058

■インキとインク。昔の人はインキと言い若い子はインクと言う。インキはオランダ語由来でインクは英語。印刷用のものはインキでプリンター用のものはインク。ドロドロしたのがインキで、サラサラしたのがインク。混ぜることはめったにないけれど、敢えて混ぜるアート気質の者もいる。マゼルナキケン？

■今でも印刷会社ではインキと言い、新入社員はインクのことですか？と問うこともあるとか。ネット上ではアプリも様々に出そろっている。ただ鑑賞するだけでなく、光の色を様々に用いて誰でも楽しみながら生業にしたり、気晴らしレベルから自己実現レベルまで作品作りしたりする者も増えてきている。

■普通に表現者と鑑賞者の双方をやっていい時代になっているからこそ、さらにモニターの中だけで再現される色光を扱うだけでなく、絵の具や画材を用いて色材と戯れることも、時には新しい発見があるのかも。光の色と物の色の双方を楽しめるようになったら、インクでもインキでもどちらでもいいのかも。

■インキでもインクでも、キでもクでも色材のことはキク耳持たん…じゃなくて、ヒューマンビートボックスで出す音は異なる。音珠数では「キ」は10、「ク」は８。「インキ」は16(もしくは25)で「インク」は14(もしくは14)。いや誰もそんなことは聞いていない(笑)。いろいろと余計なお世話でゴメン(笑)。

2021.04.11 Sunday