TALK-056

化粧そのものに対する軽薄な、あるいは深く研究した後のもの言いなどがあるが、化粧の1つのアイテムのパレットは、下手な画家よりずっと色と立体に対する深い造形があると常に思っている（下手な画家さん、ごめん）。

様々な状況や服の色、天気、自らの好みその他様々な要素や意識を総合的に判断して（単なる論理思考や合理的推察などではなく、かなり直観的かつ短時間で）、それを自覚しているか否かは別として、自らの空間場を作る。

本能や本性や文化や時代や、様々なものを飲み込んで存在する化粧。今はほとんど社会的惰性の中の受動的悪癖と言いたいマスクのおかげで、手を抜ける者もいれば、目に力点を置く者もいるし、元々無関心なものもいる。

今は男の子でも普通に化粧する者もいる。モニター上だけのために盛るのはキモいけれど、リアルな化粧は様々なことを想定外に時間も空間も広げて考えさせられる。ヒフは１・２。その後ミヨと身と世が繋がる最重要界面。

ああいかん、つい言葉で安易にものごとを伝えたがる悪癖がまだ抜けない。ＢＢ(ヒューマンビートボックス)からＢＤ(ブレイクダンス)通してＤＤへ?。平めか敵説明でなく３次元で、４次元でも、声でも体でも表現しなくては。

2021.04.07 Wednesday