■今の色空間はネットの中で共有しているものも多数あり、ゲーテが始めてくれた心理学的・生理学的な色の切り口も、ニュートンが開示してくれた科学的展開も、そしてシュタイナーたちが切り開いてくれた霊的感受及び展開も、古いと言い切ることはできないけれど、それらを統合してさらに新しい視座と色空間が必要になってきている。
■ネット上の様々な色表記、分類、混色、発色その他も、これまでの人間の知っている以上のところを切り開き、さらにデジタルでそのままやりとりも出来ている。それらは人間の色でないというもの言いもありそうだけれど、それらも人間の色だろう。ただそのデジタルの広大な色のみに溺れなければ、３次元を超えた４次元的な色空間がある。
■色の共有、色の情報交換を成す時、前提として同じ色は決して見られないという否定的見解からのみ入るのは、それを見る絶対的な自我・自己をそうていしているからだ。同じ色を同じように見るには、あなたと私という自己他者問題を様々なカタチでクリアし続けて行く道がある。色物語を超えたところにあるリアルな色は１人では見られない。
2021.03.20
Saturday
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