空を飛べないから、足下に何もないところには個人的にちょっと無理を感じてしまう虚弱体質(笑)。
■基本的に多くの人が夢中になるものには同時に手を染めたくないというへそ曲がりなのだが、東京スカイツリーも出来てから既に７年過ぎたので、そろそろ自主解禁時とした。平日の曇天。普段より客も少ないこの機会。昇ってみて改めて分かったことは、自分が意外にも高所恐怖症気味であるということだ。
■先ずは光速エレベーターで展望フロア350に到着する。ほかのフロア355、340などの名前も、地上からの距離だと後で気が付いたが、月の13自転・公転周期355日、地球の職周期346日を連想させられるので、つい食いついてしまっている暦オタク。そこからさらに100ｍ昇るエレベーター。外国の人が多い。
 
足下透明の現状を脳でなく身体で感じ取っているような、ただのびびりのような。どっち？どっちも(笑)
■展望回廊フロア445〜450の役110ｍのスロープ回廊。451.2ｍの最高到達点。お約束のガラス床。そして普段と異なる高さの450ｍだと、身体が微妙に怯え慄いているとが自覚できる。恐らくは体感域ギリギリの少し下にある緩やかな微振動。聴覚器官のみか三半規管もまだ健全だという自覚が、ちょい裏目に。
■ずっとふらついた感覚だった。350ｍならまだ大丈夫なのだが、450メートルの窓の外に、窓拭きのゴンドラが下りてきたのには少し度肝を抜かれた。しかも年末仕様であろうサンタの服装をさせられての作業だ。塔の中から外を見ていたことに気が付く。ご苦労様です。この内外の反転だけは腰引け尻込み。
■かなり前の打ち合わせ時には、尖塔スカイツリーのふもとから見上げていたものだったけれど、気が付けばそのひっくり返った穴の中。あなおそろしや、おそろしや〜。
2019.12.19
Thursday
|