#101　自己責任によるさらなる言明

■１■三度、フランスの映画『美しき緑の星』についての本編そのものではなく、その周
辺や背後のことに関して書かねばならない。映画そのものが1996年に制作されたことは間
違いないようだが、なぜ今このタイミングで突然話題になったことの背後に、あまり気づ
かれぬまま大事な問題が潜んでいそうだ。

■２■ちょっと調べてみると、アメリカのAmazonでもイギリスでもフランスでも日本でも
ＤＶＤで販売されているようだという報告が入っている。そして今現在、日本では実際に
リンク先の映像が次々に消されており、今すぐ見なくては消されるかもというフレーズが
付きまとうという事実もまた確かである。

■３■裏を取っていないので確実であるとは言えないが、フランスで最初からずっと発禁
になっていたという話は実際のところなかった可能性が高いようだ。過去にはオフィシャ
ルサイトで普通にYouTubeで全編見ることができたという話もある。では本当のところは
一体何がどうなっているのだろうか？

■４■体制側を疑うことなくただ現状に従うことも愚かだが、知らぬ間に反体制側の操作
やプロパガンダに利用されているとしたら、それもまた同じ程度に愚かなことであろう。
そのような背後の事情とはまた別に、目の前の作品そのものを自分の感性と理性でしっか
り鑑賞し、それを評価してほしいものだ。

■５■単なる映画を売るため特殊な演出や、映画を利用して自分たちの理想的な世界に近
づけようという操作でもなさそうだ。１でも２でもなく、それらを等距離に見る第３の視
座を持つ４値論理で判断すべき現実が、すぐに目の前にあるとは何とラッキーなのだろう
。また新しい事実があったら教えて下さい。

2015.05.14 Thursday

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