#071　山崎川の花見

３月31日、曇天の空の下、毎年恒例の山崎川利用癌の桜並木の花見をした。

　　　　　　　　　

ゆきのしたとの絶妙至極な共演は確実な春の訪れを確信させる。

　　　

済んだ川面に散り始めの桜の花びらが流れ、その下を鯉の群れが行く。
まるでエッシャーの絵のように３つの世界がそこにある。

　　　　　　　

ぼんやりのんびりしながら自撮りをすると雲間から太陽も顔を出す。

以下、愚妻が撮影してくれた私の画像です。あまり見る必要はないですので、スキップしてください（笑）。

　　　　　　　

「どうやっ！」って感じで、ちょっと偉そうに写っていますが、地球の中心への重力を愛情と考えると、重力は本当に平等で恩寵なのだなあと思って、ちょい足を踏ん張り気味のポーズなのです。

　　　　　 　　

この絵づらだけだと、木と話をするただのあぶない人だけれど、この桜の木の佇まいが美しかったので。満開の桜の木はみんな好きだけれど、この桜の木はちょっとことさらに好き。気づかなかったけれど、すでに足元にすでに花びらが散っていたんだ。

　　　

山崎川にはいくつも橋がかかっていて、そこから見る両岸の桜並木が美しいんだけれど、この橋はご覧の通りちょっと狭い木の橋で、趣がまた少し違う。川の中には大きな鯉がゆらゆらと泳いでいる。流れる川面には花筏。もうすぐ始まる桜吹雪。日本人でよかった。

　　　　　　　

枝だけでなく幹からも根元からも爆発的に一気に咲く生命エネルギーが空間に満ちている物凄さ！桜の気の下で普通に正常な意識でいられるのは、異常だし第一面白くないだろう。…まあ強く私は正常至極ですっ！と胸張って言えない私が言ってもナンですけど（笑）。

　　　

人間の１人１人がこの桜の花の１つ１つだとしたら、上次元からはヒトというものはこの桜の木々、一面桜の風景のように見えるのもしれないなあ。

花の一つには花弁が５枚。５体満足であっても、３次元的にはちっぽけに思える人間。しかし花の１つも１本の桜木も、一面の花埋みの光景も、みんなわたしなんだよな…と納得しているところ。

行く人たちがみんな幸せそうに微笑んでいるのもさもありなん。

2015.04.04 Saturday

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