#056　金沢市の立体造形やオブジェたち

■北陸新幹線が通ったＪＲ金沢駅。その東口（兼六園口）には鼓門という名の大きな門構
造のオブジェも含め、広大な面積を覆うもてなしドームというものがある。雨の日でも塗
れることがない。写真では一見小さくも見えるが、わざわざ凄く離れて撮らなければ一緒
のフレームに入らないほど実は大きい。

■この日の外は濡れそぼつ雨。にぎやかなる金沢駅の喧騒を少し避けて、地下街をずーっ
と歩いたりしながら、敢えて道に迷ってみた。そうしたら案の定思いっきり迷った（笑）
。それでも脳内のちょっと方位を捉えそうなところのおかげで、日も差さぬ雨雲の下でも
なんとなく金沢駅方向はわかる気がする。

　　　

■駅から離れていく道すがら、ぱっと見だと正20面体かと間違えやすい巨大な赤銅色の球
体の塊のようなオブジェがある。図のように正８面体の各頂点と線心（線の中心）と面心
（面の中心）の位置を少し持ち上げてに球体を配置したものと思われる。各面の正３角形
は基本的に６枚の直角３角形の形である。
　　　
　　　
　　　　　　　　この画像は以下のページより借用。http://www.sweetpeabeadwork.com/gallery/o17_konpeitou.html

　　　

■また大通りの植え込みの下に、花が咲いたように多数据えられている白い凸多面体。
大星型12面体によく似たダ・ヴィンチの星形（正20面体の各面に正４面体を張り付けた形
）と思われる。また交差点の下にあり、各ブロックをつないでいる迷路のように広い地下
道には立方体が３×３の配置で並んでいた。

　　　

■さらに地下道の分岐点には、正８面体を縦に４つ並べた形を内包する透明な柱があった
。その天井や床の放射状のデザインにも注目してみたい。21世紀美術館というものもある
が、金沢の街中には多面体的なものが何気なく随所に配置されていて、結構怪しくそして
楽しい（笑）

2015.03.20 Friday

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