#115　猫難去ってまた猫難？

■こいつは当家の猫背番号３のモモノスケ。最近痩せすぎなので昨日病院に連れて行ったら、糖尿病で数値が500以上ということで、インシュリン投入とその後の血糖値データ採取も兼ねて緊急入院と相成った。今般ひとまず退院してきたのだが、私が毎日２回インシュリンを注射しなくてはならないことに。

■別宅猫ハウスの４匹の世話に数時間。ちょい疲れてそこで寝落ちしてしまっていた。女難というものがある。昔のドラマでは占い師などが通りすがりに「ちょいとあなた、女難の相が出でいるよ」などと呼びとめるシーンがあったが、女嫌いでなければそんな難でも無縁よりはいいかも等と昔は思ったものだ。

■猫難というものもあるかもしれない。最近の尋常でない猫がらみの緊急展開はそう言ってもいいかもしれない。猫嫌いの人には単なる厄介事の連続と思われるだろうが、放っておけない猫好きにしてみればそう、猫難と称しても良いかもしれない。猫難去ってまた猫難。それすらも楽しんではいるのだけれど。

■こやつ、昨日病院から戻ってきたら、お腹の毛を剃られていた。断尾手術時に剃られたお尻まわりに、ようやく毛が生え揃ろってきたというのに。毎日朝と夜の９時に、皮をひょいと摘み上げて、皮下にインシュリン２目盛り分注射しなくてはならないのだが、まだ慣れなくていつもびっくびくな私です。

　　　

■そしてこちらが当家の猫背番号７、「すもも」もしくは「すももんがー」のスーちゃん。すももは漢字では「李」と書き、英語ではプルーン(prune)もしくはプラム(plum)だけれど、プラムはすでにウメタロウの梅がプラムなので、プルーンを採用。

■ももんがが名前の後ろについているけれど空は飛ばない。というか自重８kgはあるので飛べない。しかし非常に愛相が良く、誰にでもすぐ好意的にすり寄ってくる。一緒に来た他の３匹が押し入れに引きこもっているので、度々チェックに行くという面倒見の良さ。

■頭がよく性格は優しい。しかしふと床に居眠りしたりすると、わき腹や胸の上に乗って来ることがある。その時は重さのあまり悪夢を見るかもしれない。鼻が高く手足もしっかりしていてライオンのよう。一部にチャーコ（友人のぶねえの愛猫）のパパ説がある。

■猫ハウスに遊びに行くと、気にいった人間に対し（大概は気にいってくれる）、この前足をぽてっと足や膝の上に乗せてくれる。柔らかいけれど思ったより重いものがポフッって乗っかって来る。あと、耳引っ張り放題、上がり目〜、下がり目〜、くるっとまわって猫の目〜をやり放題。

■愛相がいいので里子に出されてもどこでもうまくやっていけると思うのだが、しかし今ここからいなくなってしまったら、おそらく残る３匹が押入れの中から外に出て来ないままになってしまうので、猫管理人…じゃなくって、猫管理猫として重要なポジションで頑張ってもらわねば。

■かくしてこの主役すももんがースーちゃんと私たちにとって、押入れの中に引きこもって出て来ない残る３匹が、何やら抱えているらしいトラウマを解消していく方向に話が流れ転がって行く、ヒューマンドラマとなる予定…あ、キャット＆ヒューマンドラマか。

2014.05.03 Saturday

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