METATRONIC METALOGUE  
   

#069 1,2,3,4でGO!

■ウクライナ情勢。ロシアの非道を論点にする欧米。欧米の傲慢を非難にするロシア。どちらが正しいかという発問もあるけれど、どちらも正しいという見解もあれば、どちらも正しくないという視座もあろうかと。

■新万能細胞「STAP細胞」発見について、論文の不備その他を指摘して疑惑を増幅させるニュースが溢れているが、一方では日本の地位貶めや、これができると商売あがったりの連中の集中的排除の操作とも見える。

■自分の意見は大切だ。しかし現今の大概のニュースは、その真逆も実はアリなのだろうなと捉えることでちょうど良いものが少なくない。自らの思考と視座が複雑になるのではなく、世界とのバランスの問題だ。

■そのニュースは「正しい」「間違っている」のリアクションだけでなく、「正しくもあり間違ってもいる」そして「正しくもなく間違ってもいない」位の軽い4値的視野で、1つに肩入れしすぎないほどで丁度良い。

■自分の判断は「いつも正しい」、もしくは真逆で「いつも無意味だ」とする極端主義そのものを自己チェックしながら、日々世界に対する考え方や感じ方を謙虚かつ大胆に変わっていこうとする姿勢は多分美しい。

■様々な事象は諺や定型句でも表現できる。しかし諺ばかり言う老人は伸びしろを自分で刈りこんでしまっている。眼前に生起するものは常に新しい。新しい言葉を紡いで表現することは、やがて世界も変えていく。

2014.03.14 Friday

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