#061　馬と鹿と人間と

■「そもそも人間と言うものは…」とか、「私たち現代人はみな…」とか、個人的な感慨やちょっとした悟りのようなものを前提に、全ての人を巻き込んで断言口調での語りの中には、かなり痛いものが少なくない。しかしそれでも己れの未熟さをを逆手に取って、ざっくりもの言いするのも一興かも知れない。

■私たちが向き合って話をする時、実は相手のことのほとんどを知らない。しかもそれに加えて、自分自身のことすらもほとんど知らないままなのだ。未知なることに対して恐れたり不安がったりする必要はない。ただ未知なるものに対しては健やかなる敬意と一握りの愛情があれば実りは大なのではないか。

■そんなわけで、「知らないということを知らないと知っていると思う」とか、「相手が理解できることだけを口にし合うだけなのであれば、共に口にする必要はないのではないか」などと、気の利いたもの言いや箴言めいた口調になるよりも、小野未知麿と名を変えてプチ笑いを期待するお馬鹿さが好き。

■小学校２年生の頃だと記憶しているが、「木」「林」「森」と言う漢字を示された後、木が２×２の形になっている手書きの漢字（？）を示されて、これはジャングルと読むんだよと言われて、暫く信じていた時期があった。マンガで漢字は結構知っていたのだけれど…(^^)。

（※）上の画像の漢字は実際に存在するものであり、その読み方と意味を赤い字で示した。しかしこうやって並べて置くと、かなり強烈に自分に突き刺さる気がする(^^)。

2014.03.06 Thursday

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