#034　万が一を想定しない万全はない

■１■様々な時間と空間について考えるならば、一万年単位でも考える必要がある。縄文一万年。千年紀という捉え方があるが、百年括りの世紀でもなく日本では一万単位での思考も保持したい。万が一を想定して、万全を期する。二千年前の日本ではなく一万年前の日本の明確なイメージを持てるだろうか。

■２■個人で言えば生後一万日にも意識を向けるということだ。27歳４ヶ月と18日前後だ。太陽を地球が365日で１公転するように、月が地球を365回公転する。自分がそれを過ぎていたとしても、これからそれを向かる人に対して寿ぐ気持ちはいつでも持てる。月と太陽が地球を介して等化される。そして人間。

　　　

■３■西洋の３括りの桁数把握と日本での４桁括りの万進法。一、十、百、千、そして万でひと括りして、４桁括りの５桁目で億、兆、京、垓、杼…と続く。漢字文化圏の中で、仏教的世界観の数理を取り入れた日本。ひ、ふ、み、よ、い、む、な、や、こ、と、も、ち、よろずで十、百、千、万の大和言葉。

■４■１，２，３，４という数の並び。それぞれ加算して行けば３角数の１，３，６，10。テトラクティスだ。加算の加算だと正４面体数の１，４，10，20。４までという数の捉え方。細胞分裂だと２、４、８、16で、次の32で切頭20面体乗になり黄金比が入ってくる。菊の御紋だと16枚、そして32枚へ。

　　　

■５■フランスのメートル法委員会は赤道から北極までを一万キロメートルと定義して１メートルを定めた。光速は地球の空間移動速度の一万倍である。言うまでもなく日本の最高額の紙幣は一万円札だ。ＭＡＮは逆にするとＮＡＭ…奈無…帰命という意味になる。１，２，３，４…そして５イコール新しい１。

■６■137好きの人ならこれに地球の１年365日を掛けてみれば50005となることがすぐに分かるだろう。つまりその１／５は一万と一日だということだ。日本人なら万単位でももっと色々考えてみよう。西洋的発想で領収書には３桁括りで記入しつつも、４桁括りでの発想もできるのだ。もっと自分で数えよう。

　　　

2014.02.05 Wednesday

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