#043　旅日記：北へ２(その６)名古屋へ帰還す

■１■kiraku＆草子さんが私の仙台土産を牛タン定食にしてくれたのだが、これが思ったより柔らかくて美味しかった。卵焼きと多種野菜サラダと味噌汁。御馳走なり。そのまま自らの血肉になるような美味しい食べものに対して、それを供してくれる人に対して、そしてそれを味わえる自分自身に対する感謝。

■２■感謝と肯定の思いが自然に湧くことは、自然の中で流れに逆らっている感覚にはならない。貪りでも義務でもない食には静かな喜びがある。今朝も朝早く起きてコーヒータイムしつつ、草楽房アトリエで様々な創造的対話を弾ませた。今日はアンドウ氏一行が私と入れ違いに訪れるらしい。烈氏は残留。

■３■かくしていわき市泉駅から１人９時32分発水戸行きに乗車した。このまま最後まで名古屋に辿り着くまではまだ旅の途中。…で今気がついたのだが、32分発だと思い込んでいたけれど、時刻表を見ると23分発だった。性格上10分前には乗り場にいたいタイプなので少し走った。だから乗れたのだと気付く。

　　　

■４■いつもはそのようなプチ思い間違いは、このように自然に自分の無意識的なところで微調整していて、現実面では問題を細かくクリアーしているのに平穏無事だと思い込んでいることも多々ありそうだ。そんな感覚を気付けること自体もまた、自分自身と世界に対する感謝と敬意をそこはかとなく感じる。

■５■今日の行程を自分用にもメモしておこう。名古屋到着は19:38の予定となるのか。その後、野口整体の創始者である野口晴哉の直弟子の伊藤先生と、突出した武術家にして整体師の河野先生を囲む会に参加予定。伊藤先生は愚妻の近縁者であり、河野先生はのぶねえの師匠（？）であるからこそ可能な会だ。

　　　泉　09:23
　　　　　　↓　(95分)
　　　水戸10:58（３分)
　　　　　11:01
　　　　　　↓　(120分)常磐線特別快速
　　　上野13:01
　　　　　13:xx（xx分)京浜東北線快速
　　　　　　↓
　　　東京13:32 (６分)
　　　　　13:32
　　　　　　↓ （24分)東海道本線快速アクティー熱海行
　　　熱海15:08
　　　　　15:16
　　　　　　↓
　　　掛川17:39
　　　　　17:42
　　　　　　↓
　　　豊橋18:42（5分）
　　　　　18:47
　　　　　　↓　(51分)
　　　　　19:38　名古屋到着

■６■現地でしか分からないこともあるし、話してみなければ生まれない共有空間もある。次回の旅は特に貧乏旅行に敢えて終始する必要もないし、温泉に特化して動いてみたいものだ。東北はやはり遠い。近くても良い温泉は多数ある。中部・関西・関東も、そして遠い地も、今年はあちこちに旅をするだろう。

　　　

■７■今回の鉄道の旅は今日の行程と合わせれば、今回の旅は全部で390の駅を巡ったことになる。一昨日は長距離バスだけでＪＲの駅を１つも利用しなかったが、通常通りＪＲが動いていたなら、さらに75駅足して465駅となっていたはず。465は30の３角数だ。30は正12面体及び正20面体の辺数でもある。肯なり。

2012.04.06 Friday