#154 黒猫が数日間限定で白黒猫に

■当家の黒猫デルピエ郎。背中の肩の間の皮膚が痒かったのか、後足で掻いて毛が抜け小判ハゲ状態に。さらに後足の爪で掻こうとするので、夏場だし雑菌が入って化膿したりするのも怖いから、夕刻急遽、近所の犬猫病院に緊急搬送することに。

■受付が終わる直前なので小走りに駆け込んだのだが、６kg超の猫を抱え、自らも微妙に体重増量の夏、息は上がるは足腰は軋むはで、犬猫病院でなかったら「まず私から診て下さい」状態に。雨上がりのいつもより涼しげな空気だから良かったものの、炎天下なら私は意識朦朧だったかも。

■さてそのデルピエ郎、察しが早いので家を出る時、カーゴに入れるのに大抵抗。強引に押しこむと、今度はエレベーターの中で猫声バージョンの大号泣。移動中は無言だったが、病院に到着すると今度はカーゴにへばりついて出てこない。診察台の上に乗ったらようやくまな板の上の鯉状態に。

　　　

■黒猫の背中にピンクがかった白い皮膚が見えているのは、微妙にカッコ悪いかも。消毒液縫って、化膿止め縫って、最後は伸縮するネット状の包帯に前足用に穴を開け、すっぽり通してちょっとしたＴシャツ状にカバー。黒い毛皮に白い胞帯で、急遽白黒猫生物に。

■帰宅後は、首根っこを押さえられると大人しくなる猫の習性も手伝って、ネットに患部を保護されてちょっと動きにくいまま、神妙な顔をしつつ大人しくなった。まあ患部が乾いてかさぶた状態になるまで数日の辛抱と心のつっかえ棒が必要となるだろう。

■ああいかん、つい自分の家の猫のことなんぞ書いてしまった。気にしないでくださいませ。

2010.08.10 Teusday