#114　■後拾遺集／未知・共有・整理

■天文学の本を手に取ると、太陽系の記述のさらに先に、銀河や銀河団、ダークマターや宇宙の果てなども含めた宇宙論にまで話が展開している。しかし環境問題が騒がれて最近では地球という惑星に意識が向き始めている昨今であるとはいえ、宇宙論の中で太陽系や地球があまりにもあっさりと語られ過ぎているのではないかと思うことがある。一体どれだけ真実を知っているというのだろう。

■ＮＡＳＡや科学技術的な諸機関が発表しているデータや解釈はリアリティを共有する上でもとても価値がある。しかしそれの以上のものを太陽系の各惑星たちやその関係性の中にもっと見出せないものだろうか。まだまだとてもたくさんの秘密や美しさがあるはずだ。個人のひとりよがりな妄想的世界観は捨て置くとして、他者と共有できる未来ビジョンを各自が探求するのは必要であろう。

■2008年ももはや余すところわずかなので、ＰＣの中やメモ帳や日記用のノートなどに散らばっている日記やメモや走り書きなどの、未整理・未推敲な文章断片の整理整頓を開始した。真正面から全面的にトライすると終わりがないので、中途半端で放り出したものや、意味が明確でない書きかけなどは、未練を残さず潔くバッサバッサと消していく。そんな決断力も今の私には必要なのだ。

2008.12.16 Tuesday